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ぐん税ニュースレター vol.48 - 2024年8月号

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ぐんま税理士法人が配信するnote版広報誌です。税金や仕事、雑談など幅広く発信します。vol.48 -2024年8月号
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記事一覧

ぐん税ニュースレター vol.48 page01 -ご挨拶-

 歴史的な猛暑が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか︖  7月26日に開催されましたパリオリンピックも8月11日に終結しました。いろいろな意味で画期的なオリンピックでした。奇抜な開会式にも驚きましたが、日本が金メダル数で3位になったところも良かったと思います。日本は少子化で老人大国だと見られていますが、オリンピックでは10代の日本人の若者たちが活躍して、メダルをたくさん獲得しているところをみると、まだまだ日本も終わってないなと安心しました。私も60歳の高齢者なの

ぐん税ニュースレター vol.48 page02 -ヨーロッパ紀行 Part 1-

3月17日 パリに来て3日経ちました。 今回感じたことをまとめてみます。  パリはきれいになりました。道のゴミが以前より格段に少なくなっていますし、ビルとビルの間の狭い路地も昔は排気ガスで空気が非常に悪かったのですが、排ガス規制や電気自動車の普及のおかげか空気が良くなりました。  僕が若い頃パリに住んでいた時に行った様々な場所もとてもきれいになりました。その頃は社会党のミッテラン政権でして、労働者優遇政策が多く取り入れられていました。その頃、街の掃除をする人たちは、アフリカ

ぐん税ニュースレター vol.48 page03 -FP通信- Part 1

日経平均株価の乱高下が話題になっています。 最近はあまり指標をチェックしていなかったのですが、大きな動きがあったので少し見てみようと思います。 今年2月に日経平均株価が39,000円台の史上最高値をつけた時に記事にしましたが、その後小幅な上下を経て、7月11日に42,000円台にまで記録を更新しました。 2月の記事 問題はこの後ですが、8月5日には史上最大の下げ幅となる4,451円安という記録をつけました。これは1987年の米国市場の暴落(ブラックマンデー)を受けて記録

ぐん税ニュースレター vol.48 page04 -FP通信- Part 2

Part 1の記事では日経平均の乱高下と投資の立ち回りについて解説しました。 Part 1の記事 Part 2の本記事では7月11日の日経平均最高値から8月5日の大暴落までを順を追って見てみようと思います。 今回の株価の乱高下は以前から言われている通り、日米(あるいは日本とそれ以外の先進国)の金利差や米国証券市場の影響が大きいと思われます。 3月に日銀がマイナス金利を解除した際も大きな政策転換でしたので記事にしたのですが、その後も市場は日銀の利上げを一つの大きな材料とし

ぐん税ニュースレター vol.48 page05 -ここだけの話-

『行動経済学が勝敗を支配する』(今泉 拓 著、日本実業出版社)を読んでの感想を書かせて頂きたいと思います。 著者はスポーツを題材に行動経済学を研究していて、データ分析と大学での研究をもとに、行動経済学とスポーツ分析を掛け合わせたスポーツの発展や技術向上に力を入れている人です。行動経済学は心理学と経済学を融合した学問で、人間の不合理な意思決定(≒認知バイアス)を研究します。 損失回避バイアスを中心に話を進めます。 まず、サッカーのPK戦についてです。PKはゴールキーパーとキッ

ぐん税ニュースレター vol.48 page06 -編集後記-

4月に初孫が生まれ、4ヶ月経ちました。毎日のようにスマホに写真が送られてくるので、成長が楽しみです。 佐俣 今回はファイナンシャルプランナーの記事として、大きく乱高下した日経平均株価について解説しました。要人とはいえ、たった一人の発言で激しく乱高下する市場が健全かというと疑問が残ります。明らかに投資ではなく投機的な動きです。とはいえ日本含め各国の経済政策について注視することは、その国の、あるいは世界が今どんな状況なのかを知ることにも繋がります。コロナ以降の急激な円安から各国