おすすめアーティスト紹介 Mr.Children

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1992年メジャーデビュー。
サザン、ユーミン等と並びJ-pop業界の頂点に君臨し続ける有名バンド。日本を代表するロックバンド!てな感じで紹介される事も多い。実際日本のバンドでは一番売れているので誰も文句は言えない。とにかく常に売れ続けている事が最大の特徴。ミリオンヒットが一つや二つではないので何十世帯かは軽く養える。ボーカルが不倫した事でも有名。

●客観的データ

・ロックとミスチル
「ロックバンド」という事で紹介される事が多いので一部の洋楽至上主義者やロック好き、メタラー等からは死ぬほど嫌われている。というのもエレキギターがギャンギャン聴こえないのでロックでは無い!ロックじゃねーのにロックバンド言うな!というちょっと視野の狭い嫌われ方だ(笑)
本人達はロックを全面に出している訳では無いにも関わらずロック好きに叩かれる寸法ができ上がっている。百年だか千年だかに一人の美少女とか言われてそこまでじゃねーだろなどと叩かれた有名アイドルに近いかも(?)

ちなみにエレキギャンギャンのナルシスティックなロック曲も数は少ないが存在するし、比較的ロック調な曲が多かった時期というのもある。だが全体で見ればポップ曲の方が多いのは間違い無い。というかシングル曲はコブクロ、いきものがかり的なキレイなバラード曲が多いので一般的にはロックなイメージはあまり持たれていないし、本人たちもロックっぽさを出す事にこだわりがある訳では無い(らしい)。とは言っても時期によってはロン毛に柄シャツ、グラサンという出で立ちでクネクネ踊っていたりする。

・プロデューサーとミスチルの関係
ミスチルはそこらへんのバンドに比べてプロデューサーの力が強い。特に初期の頃はかなりコントロールされていたらしい。
そしてこれはあまり知られていないが初期にはなんとボーカルとの共作曲も結構やっている。そう、ミスチルは純粋に全曲メンバー作曲ではない!これはファンでも知らん人がいるであろう事実だ。近年は脱小林武史(プロデューサー)を標榜(?)しており、セルフプロデュースですごく張り切って頑張っている。

・曲の振り幅がすさまじい
ミスチルほど曲の振り幅のあるミュージシャンは中々いないのではなかろうか。渋谷系、ヒップホップ系、ハードロック系、典型的J-POPバラード、フォーク、ブルース、歌詞も死ぬほどキモい歌詞、セカオワやRADも真っ青な狂った歌詞、エヴァも真っ青なセカイ系歌詞、アイドルも真っ青なペラッペラな軽薄ラブソング、フォークばりの社会批判曲、コンドーム曲(!)など様々だ。シングルはともかくアルバム曲は特に振り幅がハンパ無い。どう聴いても同じ人間が作ったとは思えないほど作風の違いがある。

・フロントマン桜井のモチベーションがすごい
オリジナルアルバム16作目にして2枚組のボリュームでリリース
するなど並みのミュージシャンではありえない。活動休止期間なども何度かあるがそれでもコンスタントに新曲は発表され、何年も何もリリースが無かった事はない。Xやマキシマム ザ ホルモンのファンのモヤモヤ具合を考えるとファンは幸せである。これだけ大金持ちだのにこのモチベーションはすごいぞ。

●個人的に好きな点(主観/偏見/独断まみれ)

・強烈な哀愁とまじめさ!
とにかく哀愁のある曲が多く、そこが一番気に入った。パッパラパーのハッピーウレピーってな感じの曲は無い。ほぼ全ての曲で何かしら憂いがある。ネタ曲、さぶいぼの立つポエトリーリーディング、変なインストが少ないところも個人的には高評価だ。捨て曲いらん。

・どんな曲もカラオケにある
やはり有名バンドなのでどんなに初期のマイナーで微妙な誰も歌わなさそうな曲でもしっかり配信されている。そこらのミュージシャンだといざ歌おうとしたら無くてガッカリなんて事はよくある事だがミスチルに関してはそういう心配は一切無用。どんどんマイナー曲を入れよう!

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