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企業のSNS利用:LINE

2020.06.11

■ 企業のSNS利用状況について

企業のソーシャルメディア利用状況を見てみると、2015年7月時点ではFacebookが80.4%と最も利用されていました(この時点では「Instagram」は調査対象に含まれていませんでした)。
2015年時点で既に企業でのSNS利用は行われています。

・Facebook:80.4%
・Twitter :56.2%
・LINE :31.3%
・YouTube :39.8%

出典:NTTコム リサーチ調査結果「第7回 企業におけるソーシャルメディア活用」に関する調査結果
https://research.nttcoms.com/database/data/001978/

■ LINE

LINEは、ユーザー同士であれば国内・海外、通信キャリアを問わず、無料で音声・ビデオ通話・チャットが楽しめる
コミュニケーションアプリです。2011年6月にサービスを開始して以来、世界230以上の国と地域で利用されています。

● 基本機能
・トーク(チャット)・音声通話・ビデオ通話
LINEユーザー同士であれば、個人間はもちろん、複数人でも、トーク(チャット)・音声通話・ビデオ通話を利用することができます。
トークでは、テキスト・スタンプ・写真・動画・音声メッセージ・位置情報・音楽などを送ることができるほか、コミュニケーションの延長として気軽に送金を依頼したり、割り勘をしたりすることができます。

・スタンプ・絵文字、着せかえ
トークで大人気キャラクターから、ちょっと笑えるシュールなものまで、気持ちが伝わる多種多様なスタンプ・絵文字を利用できます。
また、個性を表現できる着せかえも展開中。自分の好みに合わせてカスタマイズできます。

・ホームタブ
友だちリスト、LINE公式アカウント、LINEのファミリーサービス、LINEスタンプ、LINE着せかえなど、さまざまなコンテンツに簡単にアクセスすることができます。

・タイムライン
テキスト・スタンプ・写真・動画・位置情報・音楽などを使って、自分の近況を投稿したり、友だちの投稿をチェック。ストーリー」機能で気軽に今をシェアすることもできます。

・ニュースタブ
ニュースサービス「LINE NEWS」(日本)
「LINE TODAY」(タイ、台湾、インドネシア)によって配信されるニュースの閲覧が可能。「LINE」アプリ内でいつでも手軽にニュースにアクセスすることができます。

・LINEウォレット
モバイル送金・決済「LINE Pay」を利用することができるほか、スマート投資、LINEほけん、LINE家計簿など、LINEが提供するさまざまな金融サービスのゲートウェイとなります。

出典:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202007-12.pdf


■ 利用者数と利用状況

・国内での利用状況
月間利用者数:8,400万人以上(2020年3月末時点)
国内での利用状況:毎日利用している日本国内のユーザー:86%

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・利用者の性別・年齢・職業
「LINE Business Guide 2020年7月-12月期」によると、男女比は女性がやや多く、幅広い年齢に利用されていますが、40代~の割合が多く、会社員や主婦に利用率が高いようです。

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・利用者の性年代別 利用頻度
利用頻度は、年代・性別を問わず毎日利用する割合が高くなっています。

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出典:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202007-12.pdf


■ 企業の公式アカウント活用

FacebookやTwitterと比較すると、ユーザー数や毎日利用する割合86%と高い点がLINEの強みになります。
ユーザーの多くが日常的に使用しているプラットフォームを、導入コスト不要で活用でき、LINE公式アカウントから友だちへ配信するメッセージはLINEのトーク画面に直接届くのでユーザーに読まれる割合も高くなります。
LINE公式アカウントでは、店舗や企業のアカウントを友だちとして追加したユーザーに情報を発信することができます。通知設定がされていれば、クーポンやセール、新商品などの情報をすぐにユーザーに知らせることも可能です。

これまで目に留まりにくかったり、読まれずにスルーされて、広告の効果が感じられないという場合には試してみるのもよいかと思います。

参考:LINE for Business「集客にLINEを活用すべき理由丨企業・店舗向けLINE公式アカウント活用法」
https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20190418-2/


■ LINEスタンプの活用

LINEスタンプとは
・感情で会話する、非言語コミュニケーション
・テキストメッセージのチャット内に挿入できるイラストです。喜怒哀楽や様々なシチュエーションを表現し、文字では伝達しにくい感情を相手に送ることができます。

● LINEスタンプの利用状況
メッセージのやりとりをする際にスタンプを利用することはよくありますが、毎日、約5,650万人がスタンプを活用しているとのことです。

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● LINEスタンプの広告効果
公式アカウントのスタンプは無料で入手できるものがあり(使用期限あり)、無料入手のために友だち登録などの条件があるものが多いです。スタンプ目的で友だち登録をすることで企業のことを認知するユーザーが増えているようです。

また、企業とクリエイターのコラボスタンプを制作することで、企業制作のスタンプよりもダウンロード数や利用数は多いようです。

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出典:LINE Business Guide 2020年7月-12月期
https://www.linebiz.com/system/files/jp/download/LINE%20Business%20Guide_202007-12.pdf


■ 人気が高い公式アカウント

LINEで人気が高い公式アカウントを紹介します。

・LINEスタンプ

・楽天市場

・LINE Pay

・ソフトバンク

・ヤマト運輸

・ユニクロ

・コカ・コーラ

・DHC

・ORBIS

出典:Social Insight:LINE分析
https://sns.userlocal.jp/analytics/line/


■ まとめ

ユーザー数や毎日の利用率の高いLINEは、確実にユーザーのもとに情報を届けられるツールのひとつです。
若年層のLINE離れというニュースもありますが、ターゲット層をどこに置くかなどうまく活用することで業種を選ばすに企業宣伝などに活用できるのではないかと思います。


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