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仏教から見る今後のコロナウイルスとの付き合い方

早く新型コロナウィルスが消えてほしい!と思いませんか?でも…


生物学者の福岡伸一先生は朝日新聞のインタビューでこんな話をされていました。

「科学的にはウイルスを無くすことは出来ない」とおっしゃっています。(以下引用)

ウィルスは自分の遺伝情報を宿主を通して複製し、増殖する。でもその遺伝情報は宿主の進化を助けるためにとても大切なものである。ウィルスは人間に利他的に働いているとも言える。だからウイルスに対しては適切な隔離政策で広がりを抑えつつ、長期的にはインフルエンザのように共存していくことを選ぶしかない。「ウイルスは撲滅できない」福岡伸一さんが語る動的平衡(https://www.asahi.com/articles/ASN433CSLN3VUCVL033.html

浄土真宗ではコロナウイルス感染ををどう受け止めるの?

浄土真宗の第8代宗主 蓮如上人は、

流行病で亡くなる方が多かった時代に御門徒に宛てた手紙の中で、

「近ごろ特に伝染病で亡くなる人が多い。だが本当は伝染病が原因で死ぬのではなく、生まれたときから決まっている寿命のご縁が切れたのだ。そんなに驚くことではない…」(蓮如上人 御文章 「疫癘」)

とおっしゃっています。

言っていることは分かるけど

自分が感染してしまうかも知れないのに

最愛の人が亡くなるかもしれないのに

自分が感染してしまうかも知れないのに

家族が感染してしまうかも知れないのに


そんな正論聞いたところで「だから何なの?」って感じかもしれません。

「もっとお坊さんなんだから具体的で素晴らしいこと言えないの?」とも思うかもしれません。

その気持ちを煩悩と言います。

ここで煩悩とは、「正論を聞いても『自分の意に添わない』と排除する心」のことです。

事実を事実として認めながらも、それを受け入れない。

心の外に追いやってしまう。

その結果、人は事実よりも感情で動くことになってしまう。

自分が大切、自分の家族が大切という思いが自分を真実から遠ざけてしまうことになる。

だから煩悩は恐ろしいのです。

そこでお釈迦様は煩悩に向き合って、それを退治しました。

心の外に追いやってしまう。

事実から離れればそれは嘘、偽りです。

そこに安らぎやものごとの正しい解決方法はありません。迷うばかり、不安になる一方です。

私は、私の感情、というフィルターを通してしか ものごとを見ることが出来ないのです。

事実を事実としてあるがままに見て、
ものの真実の在り方を正しく知ること。

それを「如実知見」(にょじつちけん)といいます。それが「さとり」です。

私達はさとりの存在ではないので、ものごとを正しく見極めることが出来ません。

コロナウイルスだって今後どうなっていくかは誰にもわかりません。

わからないのが私達のありのままの姿ですから、わからないことはわからないままとして、

わかっていることをきちんと成し遂げていくことが仏教的姿勢です。

ウイルスに感染したらどうしよう…

という不安は、現在言われている感染防止策をきちんと実行することで解消するしかありません。

当たり前を当たり前に行っていく。

そのことでウィルス感染の恐怖からは解放される日が来るかも知れません。

そして、それでも結局私は死から逃れる事は出来ません。

生きている間はいつか訪れる死の不安が消えることは無いので、そんな私は「死んでさらに生きることの出来る」

仏のいのちを頂くしかないのです。

だから仏様(阿弥陀如来様)は、

私に仏のいのちを約束して下さっているのです。

ご覧頂きまして有難うございました。

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