草太ブログ

#28『彼女は青春そのものでした』草太ブログ2019.11.28

こんばんは、草太です。
今日の夕方の話。

地下鉄に乗っていたら、ちょうど放課後の時間だったのか制服を着た高校生たちがちらほら乗車。
そのなかで、一際純粋な笑顔を浮かべている男子と女子がいました。
この二人は付き合っているんですかね。なるべく周りの人から見えないようにこっそり手を繋いだりしていました。
ごめんな、お兄さんからは丸見えだったんだ。

この二人は学校ではどういう風に接しているんだろう。
クラスのみんなは付き合っていること知っていて、ウェルカムな雰囲気なのか、煙たがられているのか。
それとも、学校のみんなには付き合っていることを秘密にして、放課後だけ少し寄り道しながら二人の時間を過ごしているのか。

どちらにせよ、二人で地下鉄の椅子に座っている姿は恋愛そのものでした。

そして3駅分ほど一緒に過ごし、その次の駅で男子が降りていきました。
彼女はそのまま座り続け、彼が座っていたところには仕事帰りのサラリーマン。

彼の背中をずっと見送るその目からは、幸せを存分に味わった充実感と、現実に引き戻された虚無感のどちらもが感じられました。

僕から見ると、彼女は青春そのものでした。

幸せになってくれな。

って地下鉄で一人で考えてた俺、もしかして気持ち悪い?
おじさんになってきたもんだ。
したっけね。

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