EP.17「アクトってなに？」

「Oh, "the constellation"?…Yeah, I know that.」

・・・へ？

「It’s going to take a while…Did you know there are three kinds of constellation?」

あ、あの・・・

「Those who seek start, those who live with peace, and those who can read the tide of air.Those are the three.」

・・・

「May be you ask me "Why do you say like that ? "」

とりあえず星座には三種類あって、始まりを探している人、平穏無事に生きる人、空気を読める人がいるんですね。

「Oh…なんだ、ちゃんと分かってたのかあ。面白くないなあ」

ここは、よく分かったねって褒められるところなのでは？

「・・・まぁ、それはさておきとしまして。今回はアクトの解説になりまーす」

な、流された・・・

「このアクトっていうのは、ボクが好んで使ってる言葉で、一般的にはクオリティと言われるものだったりする。このクオリティには三種類あって、それぞれ活動宮・不動宮・柔軟宮と呼ばれている」

どれがどの星座なんでしょう？

ミナヅキ「覚えるのは簡単さ。４月の牡羊座を始まりにして「活動→不動→柔軟」という流れで見ていけばいい。ということで、まずは活動宮から話そう。これに含まれるのは、牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座なんだけど、活動宮って聞いて、どんなイメージがある？」

たくさん、動く？

「シンプルで大変よろしい。その通りなんだけど、もう少し踏み込んで説明すると、物事を前進させる力が豊富だということ。ぶっちゃけ、活動宮の星座たちの考えは単純なところが・・・ま、そんなこと言うと怒られるけどね」

シンプルな目標や道のりを好む、ってタイプかな・・・

「お、良いオブラート！ そうだね、物事を単純にする、または単純にして前進させるために主導権を握りたがるきらいもある。前進力や発信力に富んでいるため、それを奪われるような事態は避けたい。だから、例えば後輩や部下なんかへの接し方としてもあれこれ手出しするというよりは、自分の姿勢や背中を見せるということが多いかな」

なるほど、親方気質だ。

「特に蟹座と山羊座は、不言実行という言葉が似合う。牡羊座と天秤座は少し騒がしいけど、場の空気を暖めたり把握したりするのが上手いね」

じゃあ、不動宮はその逆？

「簡単に言うとそうだね。物事を前進させることが出来ないわけではないけど、それより、物事を成熟させる、そしてずっと続いていくように整えるのが得意。不動宮に含まれるのは、牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座。決して自分からあくせく動く星座たちではないけど、きっかけとなるトリガーを引いた時はその限りじゃない」

きっかけがあると、行動する？

「そういうこと。すごく腰は重いけど、いざ動いたときには必ずと言っても良いほど望みを叶えるんだ。縁の下の力持ちとか、影の実力者、って感じかな」

行動すると頼れる存在だ。

「他にも、精神的にタフだったりして並大抵のことでは挫けない。まぁ、言い換えれば頑固ってことだけど、それゆえに、自分の心のコンディションや痛みに鈍感だったりするね。突然のダウンやガチギレというのも、この星座たちには、珍しくはないけど有り得ることだよ。なんかこう言うとめんどくさい集団だねー」

とすると、柔軟宮っていうのは？

「これは価値観が柔軟って考えるといいよ。活動宮が外向き、不動宮が内向きだとすると、柔軟宮はそのどちらにも対応できる。双子座、乙女座、射手座、魚座が柔軟宮の星座なんだけど、情報を拾うアンテナの感度が高いから、本能的に色んな意見を拾っちゃうんだね。だから、調整役や帳尻合わせが得意だったりもする」

色んな物を拾って、それを上手く組み合わせられる柔軟さがあるってことか・・・

「ただ、どうしても外部の存在ありきになってしまうから、本人の欲求や願望ってのは薄い。あと優柔不断でふわふわすることもあったりね。柔軟宮の星座をたくさん持っていて、野心むき出しってのはあまり見ないケースかな。あるっちゃあるけど」

星座を、「たくさん」持っている？

「お、そこに気づけたね。そこらへんは次回以降のテーマになってくるから、もう少し待っててほしいかな・・・ま、そんなワケで、柔軟宮は情報の感度は高いが、生存本能には希薄なところがあるから、泥沼の状況にハマるのを何より嫌う。人間関係が希薄って言われることもあるけど、それは泥沼にハマらないための事前準備でもあるんだよ」

活動宮、不動宮、柔軟宮・・・この三種類に分けて考えるのが、アクト・・・

「っとまぁ、一気に話しちゃったしね、次回は少し話をまとめようかな。牡羊座～天秤座を、このエレメントとアクトを使いながら捉え直してみよう」

・・・それで、次は冒頭にどんな茶番を？

「それ言われると・・・なんだか・・・」

え、

「・・・萎えるな」

思春期か！

次回EP.18「牡羊座から天秤座を振り返ろう」