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避難所の完成と、これから。

これまでのストーリーはこちらから。

在セネガル日本大使館から、避難所の建設費用が提供されることになりました。|Gueneu|note

避難所の建設状況について


ゲヌ代表の宮村です。
皆様に嬉しいご報告をさせていただきます!
私たちが待ち望んだ、セネガル・ティエス州の避難所は、
『ほぼ完成』の状態にあります。

『ほぼ』という言葉も説明しつつ、
現在の避難所を皆様にご案内させていただきたいと思います。

左側が避難所本体(宿泊施設)、右側の小さな建物がダイニングです。
入口はこちら!
綺麗なお部屋が1階と2階に合わせて10部屋あります。
それぞれにシーツ、枕、扇風機、鍵付きの棚がつけられています。
2階にはテラスがあります。
屋上にはソーラーパネルが設置されています。
トイレとシャワー室が各7個ずつ、1階と2階にあります。
スタッフのためのオフィスルームがあります。
ダイニングルームも美しくセッティングされています。
ダイニングには、小さな水洗い場、冷蔵庫・冷凍庫、物置きスペースなどがあります。
建物の外では、ナス、ピーマン、ミント、ビサップ、レモンなど
農作物が植えられており、よく育っています。
キャディさんのご意思で、後日この看板にGueneuの名前も加えてくださることになりました。

未完成の部分

水がうまく機能しておらず、トイレとシャワー室に難点があります。修理を予定しています。(建物が完成したばかりなのになぜ…と思うところですが、こういう工事の甘さがセネガルだな…と感じます)

②女性たちの安全を守るため、24時間警備員を配置予定ですが、警備員のための警備員室を設置しなければならず、費用が50万円ほど足りておりません。

在セネガル日本大使館との引き渡し式

大使館からの支援金を使って建設が終了したことを確認する「引き渡し式」が行われました。大使館からは、お忙しいなか伊澤大使にお越しいただき、ご挨拶をいただきました。当日の様子は、現地テレビやニュースで取り上げられました。

Inauguration à Thiès centre d'accueil pour filles et femmes victimes de violence - YouTube

ピンクの服を着ているのが団体代表のキャディ・コイタ、隣に座っているのが伊澤大使、
黄色い服を着ているのが現場担当のファティマタ・アウです。

これから

有難いことに、皆様の商品ご購入から、ゲヌの支援金も数十万円が貯まっております。しかし、団体La Palabreの代表キャディ・コイタに相談したところ、UNICEFなど大きな機関にもあたってみるため、ゲヌのお金は運営が開始されるまで持っていてほしい、ということでした。

現在、運営費も複数の機関や個人からの寄付の確約を得ながら収集に動き出しています。ゲヌの支援金もその一部になる予定です。

1日も早く避難所の運営を開始できるよう、ブランドの規模をより大きくしていくと共に、他団体への助成金申請も含め、La Palabreへの支援を継続していくつもりです。

番外編①ダカールの避難所見学

ティエス州の避難所は、私たちの避難所が第一号になります。しかし、首都のダカールには、既にMaison Rose(メゾン・ローズ)と呼ばれる避難所があります。避難所の運営について学ぶため、見学に行ってまいりました。

Gueneu代表の宮村(左)、Maison Rose代表のMonaさん(右)
職業訓練よりもずっと前に、女性たちの心のケアが大切であること、
心の奥底にあるものをどれだけ本人が認識し、受け入れられるかが大事だと
話してくださいました。Maison Roseではヨガや瞑想も取り入れています。
子どもたちの遊び場です。避難所には、子連れの女性も多く避難してきます。
レイプによって生まれた子どもたちも沢山います。
避難所を出た女性たちは、刺繡やリサイクルアクセサリーで生計を立てています。
刺繍はフランスの有名アパレルブランドとコラボするなど、
女性たちの活躍の場を広げています。
数か月前に始まった、リサイクルアクセサリーのブランドです。
女性たちは3カ月の研修を受け、アクセサリー作りで生計を立て、
自分で家を借りて暮らし始めます。
これらの仕事は掃除などの賃金の安い仕事の3倍の収入を得られ、
自己肯定感を上げることにも繋がります。

ダカールの避難所を見学したことで、1人1人違う悩みを持った女性たちをひとくくりにせず、それぞれの心と向き合うことの重要性を再認識するとともに、苦しみから抜け出したその先で、女性たちと世界に通用するモノづくりがしたいという夢が明確になりました。

番外編②ゲヌの支援でできた養鶏場のその後

セネガル北部の街、サンルイでは、ゲヌの支援で養鶏ビジネスを始めたブバカ・ガイに会うことができました。
彼は現在、1人でビジネスを運営できており、「子どもを学校に通わせることができるようになった」「自分の家を建てるため、新しい土地を買った」と嬉しそうに話してくれました。3年前の悲しい表情の彼はもういませんでした。

ブバカと子どもたち
養鶏で得たお金で、新しい家の建設が始まりました!

最後に

ゲヌに関わってくださることが、みんなの笑顔に繋がっていること、
そして、これを読んでくださっている皆様が、既にゲヌの一員であることを感じ誇りに思っていただきたく、本日の報告をさせていただきました。

いつも応援してくださり、心から感謝しております。
これからもSNSやブログで状況を発信させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ゲヌ代表 宮村暢子

Gueneu代表宮村(左)、La Palabre代表キャディ・コイタ(右)

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