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私には推しがいない

推し 読み方:おし 人やモノを薦めること、最も評価したい・応援したい対象として挙げること、または、そうした評価の対象となる人やモノなどを意味する表現。 国文法的には「推し」は動詞「推す」の連用形、あるいは、「推す」の連用形を単独で名詞として用いる表現である。 近年の美少女アイドルグループのファンの中では自分の一番のお気に入り(のメンバー)を指す表現として「推し」と表現する言い方が定着しており、昨今ではドルヲタ界隈の用語の枠を超えてアニメキャラや球団を対象に「同種のものの中では

    • その選択肢は選べるか

      人生は選択の積み重ね。あっちにすれば良かったと、選ばなかった道に思いを馳せては今の立ち位置を見てため息をつく。 なんでここにいるんだろうと何度思ったことか。 子供の頃は人生は可能性に満ちていると大人から言われていて、私もそれを鵜呑みにしていた。 だから大きくなれば、行きたいところに行けて、なりたいものになれると思っていた。 けれども実際はそうではなかった。 中学3年生の頃、高校受験を控え、勉強に励んでいた。 私には行きたいと思う学校があって、学力も十分足りていて先生からは

      • 運動嫌いが週3ジム通いする理由

        学校の聞き慣れたメロディーのチャイムが鳴る。運動場で集合と挨拶、準備体操のストレッチ。楽しそうな友人と、どんよりした私。 私は体育の時間がとても苦手だった。まず足が遅い。50メートル走では10秒をきれたことがない。長距離走も遅い方から数えて10番以内だった。 球技もダメ。ドッヂボールはずーっと逃げ回ってて最後の一人になって、かといってボールを取れなければ賊扱い。 できないのがわかっているのに無理矢理入れられたチームで、やっぱりできなければ嫌々組んであげたのにとチームメイトから

      私には推しがいない