見出し画像

バイアス防止に役立つテレビ番組

まずは、ダイヤモンドオンラインの「デザイン思考で再発見したNHKの番組と創造力の関係」。記事ではデザイン思考のためのツールとしての紹介ですが、私としては、バイアス排除を目的とした「国内外の市井の人々への感度」「忖度のない俯瞰的な視点」という視点での紹介です。

◼️「国内外の市井の人々への感度」

●世界ふれあい街歩き
VR的カメラ目線で世界中の街の人々の感度が擬似体験可能。

●駅ピアノ
駅などに設置してあるピアノに固定カメラをセットして、ピアノを弾く人々から旅行者や死在住の方々の音楽を通じた生活感が味わえます。

●ザ・リアル・ボイス
世界中の街中の人々の本音を味わえる番組として貴重。地上波の方のお気に入りの長寿番組「ドキュメント72時間」の世界版といったら良いのか。

●ドキュメント72時間 
ドキュメント72時間は中国でも人気だそうです。中国に限らず日本の「ほんとう」を知ってもらう意味で、この番組は海外にどんどん発信してもらいたい。

●地球タクシー
また本記事では紹介されていませんが、同じような視点として「地球タクシー」

もおすすめです。日本・海外問わず、様々な街のタクシー運転手を通した市井の人々の生活感を実体験できます。

◼️忖度のない俯瞰的な視点

特に注目したいのは「国際報道2020」

●国際報道2020
本記事ライターの校條浩さんの視点が面白い。この番組は海外なので日本の政財界に忖度する必要がないからNHK でも尖った視点の番組作成ができるという。しかも地上波と違って万人向けに報道する必要がないBS枠組みなので、より番組製作者たちのピュアな視点がアウトプットされるというのだ。

私もこの番組はあまりみていませんでしたが、早速今晩から毎晩録画して視てみようと思います。
 また個人的には、よりフラットで深掘りしてくれる番組としてBSテレ東の「ニュースの疑問」

●日経プラス10サタデー ニュースの疑問
民放ではありますが、日経ビジネス的なフラットな視点が生かされており、出演する解説者も説得力のある人が多い。

最後に田原総一朗の朝生

●朝まで生テレビ!
田原さんの司会がだいぶ鈍くなっていて、たまに本筋からずれた田原さんの独壇場に放送時間が削られてしまう部分はあるものの、一つのテーマで様々な複数の意見の代表者を人選しているので、あらゆる視点の生の本音の意見が飛び交います。

朝生が貴重なのは「生放送であること」「出演者の顔の表情が見られること」「長時間であること」を守り続けていること。

つまりテレビ局に編集されないまま出演者の本音が長時間しっかり聴けることです。そして表情は嘘をつかない。本当に自信を持って発言しているのかどうか、がすぐにわかります。

はっきりいって主張の違いはあまり関係ありません。複数の意見が聞けて、誰がより説得力ある意見を言っているか、が大事です。

以上、最近ではユーチューブでより尖った報道番組もみることが可能ですが、どこまで信用してよいかどうか、という点で注意が必要。そんな意味でも、まだまだ既存のテレビ番組の重要性は高いかなと思います。

*写真:長野県 小諸市 懐古園

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?