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2020北海道ツーリングDay14

溜まりに溜まった疲労を何度も温泉に浸って癒し、横になった途端知らぬ間に熟睡していた。

時計はまだ7時前。
まずは目を覚ますために温泉へ繰り出す。
南館は新しいのだが、大浴場までは少し距離がある。まあ、このくらいを歩くのも目覚ましがわりだ。
昨日人が多くて入り逃した、これまたなかなか聞いたことのない酸性緑ばん泉へ。殺菌効果が高くアトピーにいいらしいが、角質の溶解作用もありツルっとした湯上りに。
最後にやはり定番の硫黄泉に入る。いやー、しばらく湯治したいなあ…。

朝食バイキングは、ここのホテルも夕飯でもバイキングプランを推しているくらいなのでなかなか豪華。勝手丼こそないものの、角煮や帆立など朝食ではなかなかないメニューを堪能する。

もちろんパンとデザートも頂いてしまう。

外は少々霧雨模様なのだが、山を降りたら止んでる場合も結構ある、とホテルの人の情報もあり、とりあえずは気になっていた施設を目指すために、少し食休みして9時頃に部屋を後にする。

我ながら、荷物が多いなあ…

積載を終え、雨具をフル装備して出発。15分ほど坂を下れば海が見えてくるのだが…残念、霧雨は空けない。雨雲レーダーには一切雨雲は無いのだが。
昨日の雨でガソリンを補給していないことに気付き、とりあえずガソリンスタンドへ。雨だとバイクは大変ですね、今日はどこまで?などと声をかけられる。

ガソリンを補給し、とある施設へ向かう。その施設とは…ツーリング中に電光掲示板で散々見かけた、「ウポポイ」という施設だ。現地の知人に聞いたところによると、どうもアイヌ文化を伝える博物館的なものだと。登別から近いこともあり、時間潰しに寄ろうと思ったのだが…駐輪場が見当たらない。この霧雨では屋根が欲しいな、と思ってぐるっと回っていたら、丁度バイクを止めている軒先があったので止めて合羽をなどを脱いでいると、警備員がやってきた。ここは関係者用の駐車場なのでNG!とのこと。警備員の方もバイクを乗っていたこともあり同情してくれてはいたが、そもそも現在はこの情勢なのでWeb予約者しか入れないらしい。やれやれ。

とりあえずやることが無くなってしまった。お土産は散々道中で買ったので、今回はスキップする予定だったが、多少はその方面の天気の予報が良いこともあり、千歳空港を目指すことに。

高速を使えば40分程度の道のり。多少の雨では曇りと言い張るライダーでも、流石に雨は降ってないとは言えないコンディションだが、雨粒はほぼ霧状で風もないので、雨具を着て速度とカーブにさえ気をつければ大きな問題はない。

相変わらず圧巻のお土産ストリート。現地じゃないとないものあるし、多少割高にはなっているだろうけど、買い逃したお土産はそこそこ揃う品揃え。

苫小牧の街中で食べようと思っていた最後の昼食だが、空港内の回転寿司で頂いてしまう。今回の旅では回ってない函館を母体とした回転寿司ということでちょうどいい(?)。

貝がうまいなあ。

食後はもう一度お土産屋を一回りして、ガラガラの空港の椅子に座ったりしてまったりするが、流石にフェリーの時間までやることがない。そういえば…Majesty Sで来た時も、最終日はこんな感じじゃなかったっけ?その時何をした?

こんな時は温泉だ。
車体は多少濡れてしまうが、この際は致し方ない。

少しゆっくりしすぎていまい、フェリーの受付時間がギリギリになってしまう。そのため手続き直後に入船が必要になり、外から船体の写真は撮れずじまい。

はじめての太平洋フェリー。新造船ではないのがちょっと残念。

新造船ではなく、一番安い部屋にしたからか、荷物置き場なども日本海フェリーや商船三井フェリーに比べると少々狭め。まあ、コンセントがあるだけありがたい。
荷物を置いたらまずは風呂。露天風呂はなく、少々狭めだが必要充分。目の前に自販機や売店もある。 

霧雨の中の出航。

新造船でなくても、太平洋フェリーにはもともと定評のある期待していたものがあるのだ。

評判が高いバイキング。
ディナーはドリンクバー標準装備なのはもちろん、なんとビーフステーキやカップアイス・シューアイスも食べ放題という豪華さ。
ワカメをオニオンフライのように揚げたやつ、うまかったな。新しい。

カレーがあれば食べてしまうし、デザートもあるだけチョイス。冷凍だろうがマンゴーも食べ放題なのはマンゴー好きには嬉しい。

帰りのフェリーだと、普段なら名残を惜しむような酒盛りが行われているのだけど、やはりこの情勢下というのと、ライダー自体が少なく、いてもソロが多いからか、22時も過ぎるとデッキに人はほとんどいなくなる。まあ、行き先が大洗ではなく、仙台だからというのもあるのかもしれない。

バイキングで腹一杯になったものの、昨日でかなり疲れが取れたからか、北海道に後ろ髪を引かれているからかなかなか寝付けない。
ああ、旅が終わってしまう。

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