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上司を呼び出して会社を辞めさせてくれと言った話

社会で働く社畜の皆様並びに
社会に出たて、ピッカピカの新入社員に贈ります。


ま〜〜仕事辞めるのって大体

は〜無理!!
無理アンド無理フィーチャリング無理!!!!
昇天ペガサスMIX無理!!!


は〜HARAJUKUでクレープ食べないとまぢ無理ピロピロピーピーヒャラパッパラパー
って時じゃないですか。


するとある日突然
天から声が聴こえるわけですね。


「力が…欲しいか…?」


つって。なっ…脳に直接…!?


「応ッ!!!!力が欲しい!!!
強くなりてえ!!!
オラもっと強くなりてえ!!!!」


つって。反射でサイヤ人になるでしょう。
さっきまでギャルの女子高生風になっていた我々は
力を望むわけですよ。

※イメージ上のギャルの女子高生なので実際どうなのか知りません。ギャルとは怖くて話せませんでした。

で、景色が「キシェエエエエエン…(エンカウントで画面が歪む演出の音)」ってなって

ボス戦が始まるわけですよ。(FF派なので。)


でかい会社なら主任から班長
班長から課長、
課長から次長へ、
次長から部長だの云々。

HPゲージの端が見えねえようなボスバトルが始まるわけですよ。
オイオイ、イベント戦闘か〜?と思って
ナメてかかったら普通に死ぬ戦いが始まる訳です。


んで順々になんとかバトルをクリアすると、

企業戦士カイシャインはいよいよ決戦へ…!


つって現れるんですよ。社長が。

普通はここの戦果で決まるわけです、
地獄のロスタイムの長さが。


まあ余程じゃなかったら
辞めたいって言った日に辞めるなんて芸当は難しいじゃないですか。

限界のその先のロスタイム過ごすよりかは、
全然ダメージ負ってない状態で辞めるほうが懸命な感じしません?

連休前のとある午前中
仕事をやっている途中に、なんとなく思った。

「あっもし今日仕事辞めるって言ったらどうなんのかな〜?」


っていうのを、やった話です。


さあ思い立ったら即行動!
社会はスピードが命なんでね。
すると早速選択肢が
脳内ウィンドウに現れるわけです。

1.神妙な面持ちで上司を誘う。
2.なんでも無いそぶりで上司を誘う。
3.視線の定まらない虚ろな顔で上司を誘う。

どれをやる?ってそりゃ2ですよ。
「上司平静ゲージ」をどれだけグリーンの状態で持ってくかは重要なわけです。


たとえ今日から時代が令和になろうが
未だ平静を保ってもらう必要がある
ってわけ。


「すみません、今日昼いいですか?」

「えっ?わかった。いいよ〜。」


さりげない会話に織り交ぜ、これで下準備は完了です。

まんまと誘い出された上司は

「昼飯何にする?中華か洋食か迷うな〜
日替わり見て決めようかな!

なんてこれから
豪速球でストレートに来る魔球メインディッシュ
も見えず昼飯のこと考えてるわけですね。

カランカラン…いらっしゃいませー!

店の入店ベルが高らかになる訳ですよ、
これ即ちゴング。
カイシャインの戦いの火蓋is切って落とされました。

〜〜♪♪

実況A「さてやってまいりました、
エクストリーム退職レースのお時間です。
実況は私Aと、退職レース専門家の
B氏により生中継にて努めさせていただきます。」


実況B「まず…初速は?ああ、良い感じに見えますね
…席は…これは当たりです。
奥の方に案内されました。
なかなか奥の席を引き当てるのは難しいんですが…。
昼休みが始まった瞬間にクラウチングスタートしたおかげで、奥にご案内される権利を得たようですね。」


上司「さて日替わりランチにしよ…」

自分「仕事やめようと思いまして。」



実況A「仕掛けたァーーーーッ!!これは難易度の高い技ですね!!綺麗に決まるか…?」


上司「へえっえ?えっ????????」


実況B「注文前退職宣言!!(ビフォーオーダーゲリラヘルファイア!!)

これはかなり大きいダメージです!!」


実況A「初手からの大技。もう上司には、
日替わりランチの味はわかりません。
味覚を封殺した上で思考も撹乱させる。
昼のメニューを楽しみにしていた上司、
煮込みハンバーグの日にいささか可哀想ではありますが
勝負の世界では仕方ありません!!」


上司「そんな…僕は…僕はどうすればいいんだ…????」


自分「日替わりランチじゃなかったでしたっけ。」


上司「あっそっち?


自分「仕事は辞めようと思いまして。」


上司「えええ〜ええ?えええ〜っもう〜ええ〜????」


実況A「おおーーっと!?
上司平静ゲージが一気にゲージ赤色まで削られています!!
メニューの話なのか退職の話なのか、
一旦ゴチャゴチャにする事
でより判断能力を削ぐ高等テクニック…!」

上司「ちょっえっいつ頃に…?」


自分「一刻も早く。」


上司「へぇエ〜ッ!!」


実況B「さて次の仕事も何も考えていないのに
無意味に早い退職を希望
し始めました…!!
内心では、
あっホントに辞める感じになるんだな〜)
などという、もはや意味不明な考えが出てきています!!」


実況A「上司を呼び出して辞める話をしたら、
そりゃ辞める話になるのは当然の結果ではありますが、
今回の挑戦者はそもそも動機が原宿で売っている七色の綿あめほどにフワフワです!!」


上司「ァアア…そう…ァアアア〜…」

自分「来月には退職したいと思うんですが。」

上司「いやいやいやいや無理無理無理無理!!!!
終わる終わる!!僕が終わるから
勘弁してもうちょっと伸ばして!!!」


実況A「これは「◯ョ◯ョの奇妙な冒険風連呼」ですね。」

実況B「切羽詰まった時に思わずやってしまい、
自己のゲージを削ってしまう技です。
無理無理無理無理と言おうが
相手は大体無駄無駄無駄無駄と思っていますので効果はありません。」


自分「う〜んじゃあ三ヶ月でどうですか?」


上司「7月ってこと…?う〜ん…う〜ん…わかっ…わかった…上に…言ってみる…。」


お待たせいたしました、日替わりランチでございます。

〜〜♪♪

実況A「かなりスピード感のある展開の試合でしたね。
この先の就職について、
実は一切考慮していないにも関わらず、
優位に話を進めていきます。
Bさん、こちら如何でしょう?」


実況B「賞与絶対取得意思退職宣言(ボーナスだけはハチャメチャに欲しい)ですね。
普通に提示すると金にがめつい、嫌な感じが出ますが、
今のこの状況では逆に譲歩したような空気感があるのですんなり通しています。これは良い流れですね。」


実況A「成る程、良い流れで退職宣言したところで、
今回のエクストリーム退職レース
お開きにしたいと存じます。」

実況B「お読みいただきありがとうございました。」


〜〜♪♪



いかがでしたか?
仕事を辞める話を上司にすると、
なんと「仕事を辞める事になる」という事がわかりました!
皆さんも是非、試してみてくださいね!!


軽いノリで退職する7月以降、どうなる、食い扶持。


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