行動の「なぜ?」を問いかける(自分にとっての「重要性」をGTDの高度マップで考えてみる)
「やりたいことをやる人生って素敵!」とよく考えますが、「やりたいこと」について少し深めておかないと危険が潜んでいます。
やりたいことの「なぜ?」を問いかけてみましょう?
「やりたい」ではなく「やりたくない」から
特にやる理由がわからない、という回答があり得るでしょう。理由がわからないけど、やりたいと思ってやっていることがあり得ます。怖いのは、それが「やりたい」のではなくて「やりたくない・なりたくない」ということから逃れるために無意識にやってしまっている、という状況です。
「合格したい」のではなく「怒られたくない」から
「目標達成したい」のではなく「収入を減らしたくない」から
「海外に旅行に行きたい」のではなく「日常を忘れてしまいたい」から
大人でも子どもでも実は、この類いのことは多く潜んでいるようです。そう思って考え直した時に、本当に「やりたいこと」ってのが非常に難しい問いかけのように聞こえてきませんか?
とはいえ・・・
「本当にやりたい」と「やりたくないからやりたい」とを明確に区別するのは難しいでしょう。おそらくは0か1かという類いではなく、要素が絡んでいるものなのでしょう。
「GTDの高度マップ:6つのレベル」を活用してみる
簡単にはいかないですが、ここでもGTDの6つのレベルによる見方は助けになるかと思います。再度問いかけ形式で、記述しておくと、
・それをすることは自分の人生にとって意味や価値があるか?(Level5~)
・それをすることは5年~10年くらいのビジョンに影響するか?(Level4)
・それをすることは1年~2年くらいの方向性に影響するか?(Level3)
・それをすることは役割、責任、重要と思う領域に関連しているか?(Level2)
・それをすることでどんな結果を望むのか?(Level1)
・「それをすること」とは具体的に何をすることか?(Level0)
といったことになります。丁寧に考えると少し時間がかかるかもしれませんが、たまには(重要な選択のタイミングや自分の「節目」と感じた時は)こういった視点で考えてみるとよいでしょう。
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