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霧の季節

今年もこの季節がやってきました。
釧路は「霧の街」。
この時期は特に、少し気温が上がると霧で街が覆われます。

海霧と呼ばれるこの霧は、太平洋が生み出すミネラルを豊富に含んでおり、牧草や昆布(干し場がたくさんあります)に栄養を与えるそうです。
質の良い昆布は乾燥してもしなやかで折れにくいそうですが、それも霧の水分がいい感じに昆布を潤すからだとか。

港町に栄養を与えた霧は、釧路川から水分を得ながら陸地の奥へと進み、摩周湖というカルデラ湖に辿り着き、雲海として湖に流れ込みます。

正直鬱陶しくてたまらない存在ですが、自然のサイクルとそれによる恩恵を知ると無碍にもできません。
人間も自然の中で生きているということを実感します。

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