記事一覧
Forward Lunge
2021年は5本のnote記事を出させていただきました。ただ、例年までのnote記事の傾向と異なり、運動テクニックのHow To的内容の記事はModified RDLだけで、それ以外の4本の記事は運動のエラー動作の背景にある「なぜ」の解説や垂直跳びの動作を区分けして説いたものとなりました。
その理由は単純に、この数年間ですでに多くの運動を紹介してきたということもあり、今年私が「多くの方に紹介すべき
Modified RDL
GS Performanceの運動指導において、RDLの存在は非常に大きいです。
この運動で鍛えられる、ハムストリングの柔軟性と筋発揮能力、そして上背部から腰にかけた安定性は、人体の健康維持に非常に重要な要素だからです。
ただ、少なくない人数の方が、このRDLを適切なフォームで行えない現状があります。そしてそれらの原因のほとんどが、上背部やハムストリング各部位の柔軟性の問題です。特に上背部の前傾
スクワット、深くしゃがみたがる問題
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こういう問いかけをTwitterでしました。
今回はこの答えを書きます。
スクワットという運動では、深くしゃがむと殿筋の責務が大きくなる、つまりお尻をしっかり使える、というイメージを持たれていて、実際に、それに適した動作パターンを用いればその通りになります。
ただ、臀部がそこまで強くないクライアントさんが、スクワットで深くしゃがむ動作パターンを繰り返すことを疑問に感じ、大腿骨が地面と平
Reverse Lungeで起こりうる膝痛の原因
GS Performanceの運動指導の中で用いるリバースランジ(RL)は、膝や腰に障害が起きにくい動作パターンで、臀部を中心とした筋発揮で立ち上がる身体能力を身につけることを目的としてます。
しかしながら、比較的習得が難しいこの運動を適切に実施できる身体能力が形成され、定期的に行えるようになりしばらく経ってから、動作中に膝に痛みを感じる、という報告をここ数年の間で数名のクライアントから受けること
PJKのキャッチで突っ立つ人の特徴
もう1週間以上前になりますが、Twitterで上のようなクイズを出しました。
今回はその解答と解説を載せます。
先に解答を述べておくと、肩の屈曲を起こそうとしても可動域に制限があり、肘を伸ばしたまま腕を後方に反らそうとすると、腕とともに胸部まで後方に動いてしまう人は、パワージャークのキャッチポジションで下の写真のような体勢は作れません。
懸垂で僧帽筋に筋肉痛?その解説
私のTwitterアカウントで上のようなクイズを出題したので、その解答と解説をここに載せます。
今回扱ったのは、GS PerformanceではModified Pull-upと名付けて指導に取り入れる運動です。
まだ筋力が及ばないために、ぶら下がった状態で行う、一般的に「懸垂」と呼ばれる運動を複数回実施できない方に提供する運動です。
運動の実施方法はかなり簡単です。今回の正解にその詳細な実
バンドを用いた運動の紹介
現状から判断しますと、2020年は異常にネガティブな年ですね・・・
2020年3月30日の段階では、コロナウィルスの影響で、運動をしたくてもジムに行くことが難しい方も多くいらっしゃるでしょうし、今後その規制が今以上に厳しくなる可能性も高いです。
そんな方々のために、ご自宅でゴムバンドを使ってできる運動を紹介いたします。
というのも、このような非常事態になって以来、世界中で多くの運動指導者の方
グルート・ハム・マシンでできる運動
The Homeを建てるとき、オリンピックスタイルウェイトリフティング(O-Lifts)ができる施設を作ることは、私の念頭の中核にありました。それを実現するために、バーやバンパープレートなどのウェイトに加え、衝撃吸収力の強いフロアと遮音性の高い建物を建てました。結果的に、東京下町特有の超住宅密集地でありながら、夜中にウェイトを落としまくっても近隣に一切迷惑をかけることのない施設となりました。そして
もっとみるなんでベンチプレスで腰反るとより重い重量が持ち上がるのか?
今回は動画も写真も使わずに、文面だけで説明をします。
そして今回記載する内容は、読んで理解さえすればそのまま指導に活かせる(実技のように自分で練習して習得する必要がない)ので、金額も高めに設定します。
内容は、みんな大好き「ベンチプレス」に関してです。
この運動をする時に、結構多くの人が初めから腰を反った状態を作ってセットしますし、初めからセットしなかったとしても、回数を重ねて力を振り絞って
Programに関する提案 ~その4~
先日Push-upという基本的な運動の紹介をしました。この運動が利用される頻度が非常に多いことは万国共通のようですが、その目的を丁寧に考慮して実施すると「正しいフォーム」と呼べる動きで行うのが結構難しい運動になります。多くの方が親近感を感じることができる運動のせいか、当初の想定よりも購入者の数が多くて嬉しい限りです。書いた甲斐がありました。私としても、運動指導者やアスリートやレクリエーショナルリフ
もっとみるSplit Squat
2018年始めに、直接運動指導を出来ない方々にもGS Performanceの運動テクニックを知っていただきたいという希望をもって始めたこのシリーズですが、春に一気に世に出すべきものを出し切って以来、しばらく更新することなくいました。
理由は単純で、紹介するべき運動が尽きたのです。文章と映像でのみの運動指導となると、やはり限界はあるのです。
ただ、今年も目の前に来てくださる方々に、精いっぱい運
簡単にできる臀部とハムの筋力向上運動 ~Hip Thrustと1L Hip Thrust~
以前紹介したRLを美しく行うためには殿筋が必須です。そして、このGS Performance運動紹介シリーズで必ず述べているのは、紹介した順番で習得に励むべき、ということです。つまり、RLの習得なくしてSQの習得は無理に近いほどの困難を伴います。
しかし、RLは非常に難しい運動なので、どうもしっくりこない方も多いかと思います。そんな方にお勧めできる運動を今回は紹介します。
Hip Thrust
Programに関する提案 ~その3~
今までにプログラムに関する提案は2つ出しています。
今回はFSQとBSQが加わりましたので、3つ目のプログラム例を出しておきます。
そしていつも述べますが、すべてのテクニックが体に入っているという前提でのプログラムです。
Day 1
1. OHSDRL: 2x8
2. JK: 1x4, 3x2
3. BSQ: 3x8
4. RDL: 3x5
5. BP: 3x5
6. Lat Pull Do