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部屋1

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ひとつの写真に対して、なぜそれを撮ったのか、どういう構成にしたのか、なぜそういうカメラ設定にしたのかを考察します。

1.被写体選定 空間への意識

もともと空間デザイナーを志していた時期があり、空間というものに意識が向きます。この日は見事な曇天だったのですが、北向きのこの部屋には少しグレーの入った光が入ります。そういう少し暗めの光が好きで、そういう日にはよく部屋を被写体として選びます。ドイツ写真が好きなのですが、ヒラ・ベッヒャーは曇りの日にしか写真を撮らないと言っています。それは恐らく光の質によるものだと考えます。光のまわり方や影の作り方が均一的です。ただ、晴天が好きだという写真家もいます。これは好みだと思います。写っているものとしては、THONET209とベッド、羊毛の毛布、1920年代のオランダのジャケットの下部と薄いカーテンです。(湯たんぽまで写っているのはお見逃しください笑)この日は他に、洋服撮影用の什器を作って撮影も行っていたので、服が写っています。

2.構図 必ず行うべきこと

本来であれば服の撮影をしていたので、服が全身入るような構図になるかと思います。撮影を進めてきた段階で服よりも空間に意識が向いた結果がこういった構図になった要因のひとつではないかと思います。あとはカメラの画面にグリッドを表示させて水平にすることだけはどの写真を撮る上でも必ず行います。

項目3からは使用しているおすすめの三脚やその日の光で独自設定するホワイトバランス、項目4では撮影機材や設定情報について書いています。

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