【開催報告】生きづらさを考える会(2020.07.06)
noteでは初めまして、学生スタッフのはーちゃんです!
この記事では、7/6に開催されました、「オンラインイベント:生きづらさを考える会」の開催報告をしていきます。
それぞれが抱える生きづらさについてシェアしたり、その生きづらさとどうやって付き合っていけば良いのかについて和気藹々と話し合いました。
個人が抱えている問題は違えど、生きづらさの社会構造って意外と似ている部分があるなぁ、と最近考えておりまして…。生きづらさの根本には何があるのかを考えてみたくてこのイベントを企画した次第です。
以下、イベントの概要をお届けします~!
1.事例紹介
私はーちゃんから、生きづらさの例として取り上げられることの多い「引きこもり」「非行にはしる少年」について、その背景要因と共に説明しました。スライドの一部をお見せします!
ふむふむ。
きました、生物心理社会モデル!(そう、はーちゃんは心理学専攻なのです)
2.セクシュアルマイノリティの抱える生きづらさ
ここでは、セクシュアルマイノリティの抱える生きづらさについて、データを示しながらお話ししました。
「家族に理解されず、いじめられ続けることで染み付く自己否定感や、社会に受け入れられない孤独感。また、身の回りにロールモデルとなる存在が極端に少ないため、人生設計を見いだせず、将来に希望を持てないことも生きづらさの要因になる。」
くっ…。なんてことだ、、(拳を握りしめ歯をかみしめる)
3.みんなでトーク
次に、それぞれが抱える生きづらさ・それらと上手く付き合っていく方法についてグループに分かれて話し合いました。
決して良いとはいえない家庭環境、いじめ、メンタルヘルス、自分のセクシュアリティ、原因のわからない病気…。
悪気のない一言に傷ついてしまうことがあるし、悩みを打ち明けても、本当に理解してもらえるかわからない。マイノリティの排除までいかなくても、特殊なものと受け入れられ、色眼鏡でみられるのがつらい。いじめの構造の外側にいる「傍観者」は、「中立」といいながらもマジョリティに加担しているので、結局はマジョリティ側。。
でも、生きづらさに絶対に負けたくない、好きで抱えているわけじゃないから。生きづらさを受け止めてくれる、周りの理解者や居場所の存在が大事だと思うし、それらがあるからやっていける。周囲の同調圧力に屈することなく、あえて立ち向かわないといけない。そのためには学んでいくことから始めないといけない。まずはアクションを起こしていきたい!
皆さんの思い思いの正直な言葉に、多くの方がそれぞれのしんどさを抱えていながらも、負けずに強く生きていることが伝わってきました。その姿が素晴らしくて。。私にはみなさんが輝いて見えました。
個人的には、「ボランティア先が居場所の一つになっている」という参加してくれた方の意見にすごーく共感しました。生きづらさを抱えているからこそ、わかること・強みにできることって、確かにあるんだなぁと実感しました。
学生スタッフ後記
実は、GSセンターでイベントを開催するのが初めてだったのですが、参加者の皆様に楽しんでもらえたようで。開催して良かったと心から思えるイベントになりました。最後になりましたが、参加してくださった皆様、ありがとうございました!
ではまた、ごきげんよう。
はーちゃん