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今こそ始めよう!ジェンダー論入門の3冊


こんにちは!GSセンター学生スタッフのしゅんDです。そして、早稲田大学に新しく入学したみなさん、入学おめでとうございます!みなさんとGSセンターでお会いするのを楽しみにしていたのですが.....コロナでしばらくGSセンターは相談のみのオープンになっています.....大泣

そこでオンラインGSセンター的な感じで、様々な情報を発信していきます!!どんなことを発信したらいいのかわからないのですが、手探りで発信するので、何か希望があればTwitterのリプや質問箱にお願いしますね!


今こそ始めようジェンダー論入門

今日は、4月!新学期!!高まる授業への期待!!にもかかわらず、授業が始まらない....!!うずうず...という大学一年生向けに「ジェンダー論に興味があるなら、こんな感じの本を読んでみたら?」というご提案をします。

ちなみに、私が大学一年生のとき、「そういえば渋谷で同性婚とか言ってたなぁ.....??」「私は女の子だからって受験のときに親といろいろあったなぁ....うーーん」「恋愛感情ってわかんねーな....」と思っていました。そんなことを考えたくて、入ったサークルが「早稲田大学にLGBTセンターを!」というサークルだったので(大学一年生の冒険心ってすごいですね、何も知らないのにそんなガチのサークルに飛び込むなんて)入会後、先輩に促されるまでもなくついて行くため、不用意な発言で誰かを傷つけないために、必死にいろんなことを勉強しました!そんなモヤモヤを抱いている大学一年生に向けて(そんな人いるか??というツッコミは置いておいて)入門的な本を紹介します!


こんな時だからこそ、運送業者さんを危険に晒したくない...という方もいると思うので、Kindle版が存在する本を紹介します。

ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた

大学生が気になるあれやこれやの質問に、大学生が答えてくれて、もっと知りたい場合には参考文献まで示してくれるサイコーな入門書です!

たとえば「女性専用車両って男性差別じゃないの?」「ジェンダーを勉強しているのにメイクをするのはどうして?と聞かれます....」「痴漢冤罪のことも考えて?」「同性の友人から告白されました」などなど。

簡潔でわかりやすく、気になる疑問にホップ・ステップ・ジャンプで答えてくれます。まずはこの本をざーっと読んでみて、「あ!これこれ!」と思った質問についてより深く調べてみると、もしかしたらもしかして卒論にまでつながるような「大学生活の軸」となるような課題を発見できるかもしれませんよ~~~!

なお、買うのはバイトが休業でお金が厳しくてつらい、という人は、GSセンターにもこの書籍はありますので、大学にお立ち寄りの際には是非借りてみてくださいね~~。


LGBTを読み解くークィア・スタディーズ入門

GSセンターで大人気!常に貸し出し中と言っても過言ではない、『LGBTを読み解く―クィア・スタディーズ入門』は「LGBTってBLTサンドと何が違うの??」という人が読み始めても、読み終えるときには「昨今のTRPは大手企業が多数進出してそれってちょっとどうなのかと思うねーー」みたいな感じになります。(真顔)

大学に入って何か”LGBT”や”セクシュアル・マイノリティ”について勉強してみたいな~~(ぼんやりとした構想)という人はぜひぜひ!

早く森山さんの授業を受けたいな~うずうず!という学生さんも、文化構想学部に入ったらとりあえずジェンダー論受けろみたいなことを先輩から聞いたな~って人も是非手に取って欲しい一冊です。

こちらもGSセンターにあります。再開したら読みたい本リストにもどうぞ。


お姫様とジェンダー―アニメで学ぶ男と女のジェンダー学入門

これはもうこれを書いているしゅんDの趣味です!(どーん)

3冊を選ぶ、ということでとても悩みました。「ジェンダー論入門」と銘打ったような本はたくさんあり、そういったタイトルで総論的に様々なトピックに触れる本があるなかで、どうしようかと頭を悩ませましたが、身近な例で、しかも衝撃的で、まさにジェンダーを学ぶことの「切れ味」を感じられるのは.......と考えた結果、この本を選びました。

よく知っている方が多いであろうプリンセスの物語を題材に分析していく本書は、プリンセス物語に共感を抱いていた人にとってはある種「衝撃的」で、プリンセスに違和感を抱いている人には「違和感の原因はこれだったのか....」となるかもしれない。そしてそのどちらの人も、ジェンダーによって人間を振り分ける社会構造の中にいるのです。

ジェンダー論を学ぶことは、自分の価値観を再点検して揺さぶること。世界が変わってみえるように、自分自身をも変えてしまう経験をすることだと、個人的には考えています。もしかしたらこの本は、そんな経験の第一歩になるかも......?と選び、あなたにおすすめします!!



たくさんオススメの本はあるのですが、まずは3冊ご紹介しました。

大学一年生の時、全学共通副専攻の冊子の「ジェンダー研究」の欄を見てとってもワクワクしたのを私は昨日のことのように覚えています。そこには、少し薄い字で見出しの言葉がついていました。

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同じ言葉を新入生のみなさんに、(大変僭越ながら)贈ります、笑

私はいまや大学院生ですが、学部時代にジェンダーの授業をたくさん取ってほんとうによかったと思っています。

早稲田大学での生活の幕開きがこのような状況になってしまいましたが、みなさんが早稲田で多くのよい学びに出会えることをお祈りしています!!

しゅんDでした!


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