スキーウエアとスノーボードウエア

 スキーボードは決まったウエアとかありません。ほとんどの人がスキーウエアかスノーボードウエアを使っていると思います。

 このスキーウエアとスノーボードウエア、違いがあるって知ってました?

スキーウエア

 スキーウエアの一番の特徴はパンツにエッジガードが備わっている事です。パンツの裾の先、内側に丈夫な布や樹脂が一部縫いつけられています。これが何のためのものかというと、スキーではしばしば内側の裾をエッジで細かく傷付けたり切ってしまう事があるからです。これは防ぎようが無いもので、ボロボロにしないためにスキーウエアのパンツにはこのエッジガードが備わっています。
 またスノーボードウエアに比べシェイプがすらっとしているものが多いです。スキーは足の動きとかを見せる(特に基礎スキー)事が重要なのと、スノーボードのように屈んだり座ったりする事がほとんど無いので、滑りの動きを阻害しない程度になっています。これは全てのスキーウエアに共通する特徴ではなく一部のフリー系スキーウエアはスノーボードウエアのようにだぼっとしていますが、スキーウエアと言えばほぼこのイメージで売られています。

スノーボードウエア

 スノーボードウエアの一番の特徴はお尻の部分の撥水加工がスキーウエアよりしっかりできていることです。なぜか?と言うと、スノーボードは脱ぎはきでしばしば腰を降ろすことが多いので、初めからそれを想定して出来ています。またビンディングの着脱が頻繁にあるので屈んだりすることがしやすく、スキーウエアに比べて動きやすい縫製になっているのも特徴です。
 それとパンツのパウダーガードにフックがついているのも特徴ですね。パウダーガードは雪の侵入を防ぐためにブーツに被せるように用意されているものですが、スキー用はブーツによってひっかかるので必要ないですが、スノーボードブーツでは被せてもフックがないとパウダーガードがめくれてしまうので用意されています。
 このボード用のパンツのフックがスキボで使うと邪魔なんですよね…。

 あとスキー用に比べてデザイン性が若者向けでだぼっとしているものが多いのも特徴ですね。だぼっとしているのは前述の屈んだりしやすくする意味もありますが、ファッションとしてスノーボードではルーズファッションが好まれている、というのもあるでしょうね。

スキーボードにはどちらがいいの?

 これは完全に好みでしょう。私はパンツはスキー用、上着はスノーボード用を使っています。
 ファッション的にはスキー用はどうしてもシンプルすぎたり若者向けでない印象のものが多いので、多くの方はスノーボード用を使っている様子ですね。動きやすさという意味でもスノーボード用はスノーボードに相性がよく、パークメインで遊ぶ方はプロテクターのシェイプが出にくいのでスノーボード用を愛用している方も多いと思います。

 しかしスキー用は動きが魅せやすい利点があるので愛用されている方も多いでしょう。エッジガードの利点もありますし、非常に悩みますよね。

 私のように上下で異なるものを選ぶ場合、生地感の近いもの同士を組み合わせるとちぐはぐな感じが出ず、うまく組合せれば自分なりのオシャレも楽しめます。

 それよりもまずは自分が一番テンション上がるウエアを選ぶのがマストですけどね!

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