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6月 観音崎で紫陽花を見る小旅行

友人と神奈川県の観音崎というところに小旅行に行った。

観音崎は、あの黒船のペリーが来航した浦賀のすぐ近くに位置し、東京湾に大きく突き出している。
横須賀からもバスで移動可能らしいが、私たちは馬堀海岸という駅で降りて、バスに乗り、「観音崎」(美術館の前)で降りた。

今回の観音崎小旅行は4回目ぐらいになるだろうか。同行者は観音崎の魅力にすっかりハマった様子。

横須賀美術館


美術館からの景色
(前回撮影)

まず美術館が素晴らしい。
なにしろ、緑ゆたかな公園の美術館前には、
きちんと整備された芝生が青々と広がっていて
(春夏の話ですが)、
道路を挟んで海が広がっている、
という夢のようなロケーション。
ここの美術館のレストランは見晴らしがよく、
でもそのおかげで、朝11時からランチのために行列ができていることもあるのだ。

ここの横須賀美術館は何度か訪れたが、
常設展として谷内六郎という画家の別館があり、
それがとても可愛くて和まされる。
絵を見れば「ああ、この絵の…」となるような、
有名なイラスト(絵画?)である。
(長く週刊新潮の表紙絵の画家だった)

この小旅行の日の企画展はたまたま「鈴木敏夫のジブリ展」で、
鑑賞にも予約が要るようだし、あまり展示物には興味がなく、今回はパス。
かなり早い時間から行列ができていた。

紫陽花日和


晴れているので眩しいぐらいの白
いろんな品種がある

私たちの真の目的は「紫陽花 あじさい」である。

そして海と山が一度に堪能できるのがこの場所の魅力。

この美術館の周り、というか山ひとつ、という感じだけれど、
公園になっていて、
戦時中は軍の管理する土地だったようだ。
慰霊碑などもある。

そのせいなのか、美術館以外にはあまり開発されていない。

同行者は「それがいい」と言う。
スタバの一つもありゃ行列だろうけど、
それがあったらあったで風情というものは無くなるのでしょうな。

しばらく山の中を歩いて散策。
「こっちの方がよっぽどジブリっぽくない?」などと言いながら。


ジブリの展示よりジブリっぽい


わんこが多かった
よーく見たら紫陽花の多さがわかる写真
影で撮るとちょっと落ち着いた雰囲気

広場で汐音を撮る

とても広々とした芝生の広場があって、ポツンポツンと木が立っていて、
この木の下でお弁当広げたら最高だろうな〜という雰囲気。
しかも平日なので人はとても少ない。

「この木なんの木」みたいな木

紫陽花は、半端じゃない数咲いている。
観音崎ならではの新品種もあるらしく、
しかし私は紫陽花の品種には興味があまりなく、
よく理解していないのではあるが、
汐音シオン」とかいう品種らしい

これが多分「汐音」

数少ないすれ違った人にこの「汐音」について尋ねられて、
同行者が案内するなどしながら、
紫陽花を堪能。

犬を連れた人が多く、
お利口な芝やポメラニアンなどがカチッとモデルポーズをして
紫陽花フォトに収まっていた。

ヴィーガン系カフェ「レストア」

それから、しばらく歩いて、
この辺で唯一と言っていいほどのカフェに行く。
博物館に隣接しているカフェ。
ここはヴィーガンらしく、
ボリュームを求める食べ盛りの人とかには不向きかもしれないが、
健康志向の我々中年?女性にはとてもウケた。
ワインは飲まなかったけれど、ワインも売りのようだ。
コーヒーもとてもおいしかった。

ほぼ「お野菜のみ」のプレート

ランチに、前回は大豆ミートの唐揚げを食しておいしくて感動し、
乾燥大豆ミートを買って帰ったほどだった。
今回はカブなどがグリルされ、
ドレッシングやポテトサラダとワンプレートに盛られたサラダとパンが2切れ。
野菜とパンしかないし、絶対足らないと思ったけど、
野菜の量が多く、野菜特有の味も濃くて満足感はあった。
カレーなどもあったようなので、そちらの方ががっつりしていて男性向けかと思う。

磯でチャプチャプ

それからまたしばらく歩いて散策。
磯を間近に体験する。

意外と水きれい
潮溜りに生態系がないかチェック

土日はバーベキューで混み合っているのかもな、というエリアもあった。

今回行った場所以外にホテルもあって、
そこは以前は温泉があって入ったこともある。
海が見える温泉だった。
優雅にトンビが鳴きながら飛んでいて、
とてもなごまされた思い出がある。

しかしホテルの経営者が変わったようで、
今は宿泊客のためだけの温泉のようである。
グランピング施設もあるようだが。

帰りは浦賀までバスで行って、そこから電車で帰宅。

リピート価値ありのマイナスイオン


紫陽花を見て撮ってヴィーガンを食べるというだけの小旅行だけど、とても満足だった。
天気がとてもよくて、暑過ぎず寒過ぎず、風が心地よい日だったのも高ポイント。
都会に住んでいると、海とか山とかに憧れを抱く。
波の音を聞いているだけで心落ち着く私と同行者には、
ついでに森のようなマイナスイオンも吸収できて、
何度も訪れる価値のある観光地だ。

次回は何か美術館で目新しい展示があるときに行きたい。
あわよくば温泉も入りたい。
お弁当を持って広場でまったりしたい。
近所のAir BNBなどを借りて自炊なんぞもいいかしら?
そしたら際限なく飲めるぞ!?
などと夢が広がるのであった。

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