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【一日一問】私の好きな場所はどこか。その場所は私に何を思い出させるか。

みなさん、こんばんは。Grounding Lifeのゆかです。

今日は『好きな場所』についてです。昨夜、タイ国際航空の事実上経営破綻のニュースを見ていて20代の頃、バンコクに旅したことを思い出しました。

20歳になって間もない頃、バンコクに住む友人を訪ねた20日間。バンコク、アユタヤ、チェンライ、チェンマイ、ピピ島。時間が許す限り、汽車やバスを乗り継いで巡りました。あの時、目にした景色。その後、結局一度も行けずじまいですが、今もなお、私の中に鮮明に残っています。

景色が記憶に残るのは、そこに『思い出』があるから。そしてその思い出がなんらかの『感覚』を自分の中に残すのです。

好きな場所、と聴いて一番最初に浮かぶのは

大切に感じる場所は世界中にありますが、今この瞬間、心に浮かんだのは、韓国のソウルです。2000年から約1年半、ソウルにある梨花女子大学に交換留学しました。その時の景色は全て鮮烈に残っています。

ソウルの景色を思い出す、と言いながら、よくよく考えると私は水原市(スウォン)という郊外の町がとても好きだったことを思い出します。水原にある華城(ファソン)という街を取り囲む城壁が好きだったのです。

そこにある記憶は何か

試験が終わり、学校のスケジュールが落ち着くと、留学生の仲間たちと一緒に行ったものです。アメリカ、フランス、ドイツ、そして日本の仲間たち。それぞれに想いがあってやってきた留学。そこで沢山の学びがあり、喜びがあり、そして同時に痛みがありました。

そういうものを抱えながら、長い歴史の上に成り立つ城壁を歩くと、自然に何かが溶けてなくなっていくような爽快感があったのです。

20歳の頃、私は自分自身への希望に満ちていました。英語やハングルがそんなにできなくても、そのことでくよくよしたりせず、思い切り毎日を生きていたのです。そこには清々しいほどの自信がありました。

とても自分のことを好きだと思っていたし、何よりすごくモテました(笑)男性女性関係なく、沢山の仲間に常に囲まれていました。どうしてだったのかはわかりません。ただ、あのころの経験を通じて、私は沢山の人に囲まれて生きることは、最高に煩わしくて、最高に楽しい、と気が付いたのです。

場所の記憶が、自分に思い出させること

ソウル、そして水原という場所の記憶が私に思い出させるのは

『思い切り生きることは、ハラハラするが、とっても楽しいんだ!』

という感覚です。言葉の壁をもろともせず、飛び込んだ留学生活。文化や習慣の違いから仲間とぶつかることもありましたが、それぞれ懸命に生きていたな、と思います。

20年という時が流れた今、仲間の多くとは連絡を取っていません。そういう意味で私は『ドライ』なのかもしれません。20年前の記憶で繋がる事よりも、今をそれぞれ必死に生きることに興味があるのです。

そして、彼らが自分の人生を生きている、と心から信じているのです。

だから私もそうしよう、と思い続けられる。

今日の問い

皆さんにとっての『すきな場所』はどこですか?

そこにどんな記憶があって、どんなことを呼び覚まされるのでしょうか?

私の好きな場所はどこか。その場所は私に何を思い出させるか。


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