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【一日一問】心に残る音楽は何か?そこに何を見ているのか。

みなさん、こんにちは。

Grounding Lifeの由香です。

昨日から少し『過去』に意識があります。

コーチングは主に『今』と『未来』に意識を向けるので、日常的に『過去』について想いを馳せることはずいぶん少ないのですが、昨日小学生時代のことを思い出したこともあり、今の私に繋がる時間、という意味であれこれ思い出しています。

今日は『音楽』について、です。皆さんは心に残る音楽はありますか?

私は、あります。

それは、ドビュッシーの『月の光』

言わずもがな、の名曲です。ご存じの方も多いのではないでしょうか。先日久しぶりに耳にし、それ以来、心の中に何度も繰り返し流れています。

辻井伸行さんの演奏で聴くと、更に、月の光の静けさが伝わってくるように感じます。こういう繊細な音を奏でられる才能を、本当に尊敬します。

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そこに何を見ているのか

今日は『心に残る音楽』に何を見ているのか、ということについても言葉にしてみたいと思います。

私が初めてこの曲を聴いたのは、留学先のソウルでした。当時は主にアメリカ、日本、中国から留学生が来ており、偶然入った音楽室で、留学生仲間が弾いてくれたのでした。

留学生活はとても刺激的で楽しくはありましたが、ハングルが堪能ではなかった私にとって最初の半年は体中から蕁麻疹が出るほど苦しい時間でした。

月の光を弾いてくれた彼と私との間には、圧倒的な言語の違いがあり、私はいつも積極的に話しかけてくれる彼の言葉の半分も理解しきれませんでした。ああ、何を伝えてくれているんだろう、もどかしい…そんな気持ちで聞くうちに、話すことがストレスにすらなっていたと思います。

でも、この曲を弾いてくれた時、何というか、私には『彼の心』が伝わってくるようでした。共通言語のレベルは違えど、私たちは全く同じように『感情』というものを持っていて、それはとても強く、そして繊細なものだとわかったのです。

言葉以上のものが届いてくるように感じて、心から感動したのでした。

あれから20年近い時間が流れ、彼もきっと、地球の裏側あたりで一生懸命に生きていることでしょう。

クラシックを愛していたので、時々はピアノを弾いていると思う。

私にとって『月の光』という曲は『繋がり』『言葉を超えたもの』『熱』というようなものを思い出させてくれるのです。

今日の問い

皆さんは『心に残る音楽』は何ですか?そこに何を見ていますか?

これまで知っている自分の発見でも、新しい自分の発見でも、何でもよいのです。あなたのその物語をぜひ見つめてみて下さい。

問い 心に残る音楽は何か?そこに何を見ているのか。


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