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専門外のタスクも積極的に取りに行くチームは全員が「またオレ何かやっちゃいました?」って感じなので戦闘力が高い

この記事は「GRIMOIRE アドベントカレンダー2022 ODD」の8つめの記事です

今回の記事はグリモアでゲームプランナーとして働くtomが担当します。

自己紹介

現在運営中のタイトルである『ブレイブソード×ブレイズソウル』(以降ブレ×ブレ)でゲームプランナーとして働くtomと申します。
ぼちぼちオタクをやってます。かわいい女の子以外だとガジェットが好きです。好きなスマホはARROWSで、現在のメイン機はGalaxy Z Fold3です。

「GRIMOIRE アドベントカレンダー2022 ODD」3つ目の記事も担当しておりますので、よろしければあわせてご覧ください。みんな大好きコミケの話です!

社内での業務としては、プランナーなので企画を立てたりバランス調整をしたり色々発注したりします。が、どちらかというとやりたいことのために必要なことは何でもやるみたいな感じです。
ということで今回はブレ×ブレで定期的に行っている生放送を例に、グリモア流のタイトル運営方法のお話をします!

こんな話をするよ

職種毎の専門スキルを活かしながらも、職種に囚われずにチーム一丸となって生放送を作った話をします。
「『誰か』のタスクは存在しない」という考え方の元、能動的にタスクをこなしていったというエピソードです。

突然ですが

プランナーとは何をする人でしょうか。企画を立てる人ですね。
ではイラストレーターは? シナリオライターは?それぞれイラストを描く人、シナリオを書く人ですね。
ある職種に所属している人が持っている専門スキル、つまりその人がタイトルに貢献できる内容は明確です。

では逆はどうでしょうか。つまりタイトルとしてやりたいことが先にあり、それを実現するためにはどんな人が必要だろうということですね。
例えば、生放送で配信機材を操作する人はどんな職種でしょうか。
調べてみたところ、「放送技術者」や「制作技術者」「送出技術者」という職種があるらしいです。
ではグリモアにそのような職種のメンバーが居るかというともちろん……いません

これは特に意味もなく貼られるブレ×ブレの配信系キャラ(この子に配信作業をお願いしたい…)

放送技術者がいなくても生放送がしたい!

2022年夏に社内から配信した 「生放送のようなものwave16.5」 では、配信機材の操作はクライアントエンジニアのメンバーが担当していました。
ちなみに前職で配信機材を扱ってたとか、個人で配信慣れしているとか、そういうことは一切ありません。完全未経験業務です。

(ここから過去回想編が始まります。少年マンガっぽいですね!)

そもそも社内から生放送を行うようになったのは、コロナ禍で従来の生放送がしにくくなった2021年の夏でした。
それまでは外部のパートナー企業さんにスタジオの確保から声優さんのキャスティング、当日の配信作業までをまるっとお願いしていました。
しかし新型コロナが流行している中、声優さんや配信スタッフさんを集めて喋りまくる生放送はリスクがあります。
それでもタイトルの運営は続けなければいけないですし、むしろそんな状況だからこそ我々エンタメ業界が皆さんを勇気づけたいと思っていました。

そこで選んだ手段が、「社内から少人数で生放送を行う」です。
(もちろん、手指の消毒や体調の確認、演者の間にセパレートを導入したりなど、感染対策は徹底した上で挑みました。)

当然ながら社内から生放送を配信したことなどなく、誰も何もわからない状態からのスタートでした。
そんな中で初の社内配信生放送である「生放送のようなものwave14.5」を何とか形にしました。
音声に課題があったり、スライド送りで多少のミスがあったりはしましたが、結果としてはとても楽しい生放送ができたのではないかと自負しています。

(~過去回想編終わり~)

そして2022年の夏、様々な理由により再び社内からの生放送配信を計画します。
しかし、前回2021年夏に配信作業を担当したメンバーが、タスクの状況的に当日の作業が難しいと判明しました。
であれば他の誰かがやらなければいけません。そこで手を挙げたのが、先に紹介したクライアントエンジニアのメンバーでした。

さらに言うと、前回まで台本を担当していたメンバーも様々な状況から続投が難しくなっていました。なのでこれまたとあるメンバーが手を挙げて、台本制作に初挑戦することになりました。
さらにさらに言うと、「情報漏洩」と称して用意している新キャラ紹介用の動画を担当していたメンバーも続投が難しくなっていました。
さらにさらにさらに言うと、それまでブレ×ブレの運営プロデューサーが局長(※1)からピッP(※2)に変わったことによる現場の混乱もありました。

※注1:元ブレxブレ運営プロデューサーのことです。正式には「株式会社グリモア代表取締役社長、魔剣機関魔術局長、ハイパードラゴニックエグゼクティブプロデューサーおよび ブレイブソード×ブレイズソウル原作者」です。
※注2:現ブレxブレ運営プロデューサーのことです。正式には「ドン・キホース・デ・ラ・ウマンチャ・ピカソP」、通称「ピッP」です。

当該生放送には私も関わっていましたが、中々に色々なことが続々とありました。
しかしそんな中でも無事に生放送を放送できたのは、それぞれのメンバーが「自分の仕事」を作らずに職種を越えた動きができていたからだと考えます。

生放送という修羅場を乗り越えるために

混沌とした状況では特に、タスクのボールが落ちてしまうことが稀によくあります。
担当は決まっていても、そのメンバーの他タスクが詰まっていて着手できていないこともあります。
当社には、そんな症状によく効く 「『誰か』のタスクは存在しない」 という考えがあります。

例えばプランナーのタスクが詰まっていたら「とりあえず企画書のベースだけ作っておきました」という動きをするメンバーがいます。
ディレクターの手が回らなくなっていたら「生放送側のディレクションはやりますよ」という動きをするメンバーがいます。
チームからは、ユーザーさんへよりよい生放送を届けるために「こういうのはどうだろう?」という提案がたくさん出ました。
誰も「自分の担当じゃないからいいや」「指示されたことだけやればいいか」と考えず、「どうにかして少しでもよい生放送にしたい」とチーム一丸になって動いていました。

これは特に脈絡も無く貼られる局長からピッPへのUnipos

そうして出来上がったのが「生放送のようなもの wave16.5」なのですが…よろしければぜひアーカイブをご覧いただければと思います!
我々配信側もユーザーさんも、一体となって盛り上がることができていたんじゃないかと思っています!

ビックリドッキリエピソード

金曜日に生放送を行い、その直後に1通の採用への応募があったといいます。
なんとその方は「生放送のようなものwave16.5」をYouTubeのおすすめでたまたま見かけ、見始めたらそのまま最後まで見てしまっていたらしく、そのままの勢いで応募してくれたそうです。
いわく、「運営側とユーザーさんの楽しそうな雰囲気がすごくよかった」とのことです。

すごいですね、いや本当にすごいです。
男2人+ウマ1匹だけが出ている生放送と、それを好き好んで見てくださるユーザーさん(褒め言葉です)を見て、当社の採用に応募してくださったんです。
そしてなんと、その方は現在、学生アルバイトとして当社で働いています。
これはもう運命を感じざるを得ないですね。

そんな学生アルバイトのみずきさんは、なんと12/17の記事を担当されるので要チェックです!

ということで

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます!

そしてなんと、次回の「生放送のようなもの」は 明日12/16 19:30 より放送です。

今回も「生放送のようなものwave16.5」のように色々とドタバタがありましたが、チーム全員で「もっと楽しくなるように!」と全力で作り上げています。
少しでも興味を持っていただけたら、「やってる~?」くらいのノリで覗きに来ていただけると嬉しいです!

一緒に【中二病を救う】側になってくれる仲間も大大大募集中です!
もしグリモアに興味をお持ちいただけましたら、是非とも下記の採用サイトをご覧ください!
(もちろん生放送を見た直後にご応募いただいても大丈夫です!!)


※各社の会社名、製品名、サービス名は各社の商標または登録商標です。

読んでくださりありがとうございま――…… え?さぽーと…?いやいやいや!そんな恐れ多いですよ!でも、サポートいただけると、ゲーム開発が少しだけ楽になるかも…… あ!ごめんなさい、独り言ですっ!えへへへ……