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【奇跡のバイヤーは語る「商売人を目指せ!」vol.5】ステップその4-商売人への軌跡その1

東武百貨店のカリスマバイヤーとして知られる当研究所副理事長・内田勝規氏(オフィス内田代表)をはじめ、「これからの時代や社会を育む」“ギフト化”という方法で、日本各地をプロデュースする研究所メンバーのノウハウやメソッドを「体系化する」「見える化する」という大きなチャレンジに挑む当連載。5回目の今回は、内田さんに感化されたお一人、有限会社コスモス代表取締役・安藤さんにお話をお聞きしました。安藤さんは内田さんと出会って、どうやって“商売人”になっていったのか…?その軌跡を紐解きたいと思います。

お話をお聞かせくださったコスモスの安藤社長

■(生部)まず、安藤さんのご経歴と、内田さんとの出会いを教えてください。

★(安藤さん)1979年生まれ、生まれも育ちも北海道清水町です。高校は札幌光星高校、大学は東京にある亜細亜大学へ、進学のタイミングで上京しました。大学卒業後、中央大学大学院へ進学し政治史を専攻、25歳で(公財)かながわ国際交流財団に就職しました。28歳まで首都圏に住んでいましたが、子供ができたことがきっかけで、子育てするなら北海道へ戻ろう、と帯広市役所へ転職。最初の配属先は税務課でした。2011年4月に次の配属先として帯広信用金庫さんへ派遣され、「オフィス内田」相談会の業務を担当することになりました。
帯広信用金庫さんは当時から、「十勝をより良くしていきたい」と考えておられました。地場経済・中小企業がもっと儲かる仕組みを作りたい、若者が働きたいと思う企業をもっと増やしたい…十勝の中小企業は食関連産業が多いので、更に付加価値をつけた商品を生み出すことで、地域がより良くなるのではないか…そのような取り組みの一環で、「オフィス内田」相談会を開催し、内田さんに毎月十勝へ来て頂く取組がスタートしていました。

■(生部)帯広信用金庫さんで「オフィス内田」相談会の担当をされたことが、安藤さんと内田さんの出会いだったのですね~。安藤さんは今、黒毛和牛生産業を営んでおられますが、その経緯は?

★(安藤さん)帯広信用金庫さんで2年間勤務した後、2013年4月に市役所へ戻り、市中心部の活性化事業などを担当していました。そのころ、TPPという大きなうねりがやってきたんです。海外産の牛肉が15年かけて約20%安くなる…当時、実家がホルスタインの肥育をやっていたのですが、原価を2割以上なんて下げられません。「かあちゃんの牧場、つぶれるな~」と思ったんです。それで、「ダメもとでもやってみるか!」と一念発起して、2014年に市役所を辞め、家業を継ぎました。 

今は、事業を黒毛和牛の繁殖に切り替えて、清水町で最大規模の母牛300頭を育てています。売上の9割は子牛を約9カ月程度育てて市場で売るというものですが、残る1割が重要で、食品販売事業をやっています。これは10年前までやっていなかった新しい事業で、自分たちで育てた牛肉をどうブランディングするかを考えてやってきました。非常に重要な利益を出しています。この事業をやってなかったら、私は“農家”というポジションだけでしたが、販売をやっているからこそ様々なことをアップデートできる。農家を、牛飼いを“商人”にしてくれたのは内田さんなんです。

北海道清水町で畜産業を営む有限会社コスモス様

・・・おっと残念、今回はここまで!次回、安藤さんが内田さんにどのような影響を受け、何を実行してきたのか?更に迫りたいと思います!

有限会社コスモス
公式HP:https://kosmosfarm.com


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