『宇宙少女漂流記』第20週(第97回)

与党の支持率が32%もあれば御の字なのでは、と思えてしまう、不思議な民主主義の時代を生きている実感はありつつ。

戦争と気候変動の影響が色濃く残っているであろう時代に、研究予算を増やしたら支持率が下がるというのも筋が通らない気がしたり、あり得そうな気がしたり。

久我山総理の「相手の気持ちを考えすぎてもダメだ」というセリフに、グッとくるものを感じたり。

2020年代にエレインが研究に着手したゲノム編集が、2087年に世界的に是非を議論されるまでに至り、その後次の世代であるアイリちゃんたちに適用されているという大河展開がとても熱くて。
(その間、深川家とロマン家の血筋が途絶えなかった奇跡もまたドラマチックなので、これだけで長編ドラマ化できるのではという気持ちもありつつ)

このタイミングで「私の声、聞こえますか?」という物語のテーマが反復される脚本が巧すぎて、何度聞いてもグッときてしまい。

「こういう顔になるんだよ」とチェルシーに語りかける碧さん、これまでに何人も見送ってきたのであろうことが伝わってくる口調がとても心に刺さったりも。

そういえば、人工知能の名称を「北斎」とした理由も気になる昨今。

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