『宇宙少女漂流記』第18週(第88回)

人類に自身の存在を知らせることが、双方にとって危険である可能性があると認識している電子の妖怪は、かなりがっつりとSF作品を読み漁っているという説も。

電子の妖怪が、エレインの祖母が精神感応能力を持っていたことを「事実」として語っているのが興味深くもあり。
(2021年にネット上にそのような真偽不明の情報が出回っていた可能性は高いけれど、それを事実と確認できるほどのエビデンスが存在したのか、あるいはいろいろな手段を試す一環としてエレインを呼んでみただけなので、とりあえずその気になってもらうためにウソをついている可能性も)

流石に電子の妖怪が検索の過程でチューリング・テストの存在に行き当たらなかった(試さなかった)訳はないので、(少なくともこの世界では)チューリング・テストの実効性は低いという結論になっているというところも、職業柄興味深いなと。

人間対人工知能の戦いがテニスというのは、懐かしのゲーム『ポン』に対するオマージュという感も。
(『ポン』に関しては、基本的に全力を出したコンピュータに人間が勝つことは不可能なので、今回のテニスの試合でエレインが勝ったのは電子の妖怪の心が読めたから、イコール電子の妖怪には心があるという見方もできたり)

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