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恵みの雨?いや、恵みの言葉。

 グリーンテック協同組合の小椋です。
日本は梅雨の時期に入りましたね。
梅雨は、、、
洗濯物が思うように外で干せなかったり、外へ出かけるときは天気予報を気にして、傘を準備したり・・・気分もどんよりしてしまう人が多いかと思います。
 一方で、かえるや農作物にとっては恵みの雨でもありますね。みなさんにとって梅雨の時期はどんなことを感じさせてくれますか?
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 今日は私が授業で実習生に助けられた「恵みの言葉」について書いていこうと思います。

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 入国してきて技能実習生は入国後講習を約1ヵ月受けます。ベトナム人の実習生Dさんたちが入国してきて、オリエンテーションの中でシーツの説明をしていた時の会話です。

Dさん:「先生シーツはわかりません…」
私  :「そうですか…ちょっとまってね。」
Dさん:「はい。」
私  :(インターネットで調べて画像をみせながら)
    「これです。わかりますか?」
Dさん:「・・・布団 同じ」
私  :(ジェスチャーをしながら)
   「違います・・・布団にいれます・・わかりますか?」
Dさん:「・・・わかりません・・・」

 私はあの手この手を考えて、何とかDさんに「布団はシーツに入れて使って欲しいこと。」「シーツは洗う事」を伝えたくて必死になっていました。
その時に、同じベトナムの実習生が教室にすでにいて、先輩としてDさんに教えてくれたら話はすぐに伝わっていたかもしれません。しかし、その時教室で勉強していた実習生は、インドネシア人の実習生でした。
 そんな私が苦戦していた時インドネシア人の実習生Aさんが私に一言声をかけてくれました。

Aさん「先生、布団の服です。・・・布団のコート

 私は一瞬「え?」と考えました。そして、ベトナム人実習生Dさんの顔を見ました。Dさんは「あ~!わかった!」といった表情を浮かべていました。その「恵みの言葉」から私が説明したかったこと伝えることができました。他の実習生からも思わず拍手と「ナイス!アシスト!」といった雰囲気が教室を包み込みました♪

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 インドネシアとベトナムで母国は違うけれど、日本語学習者と技能実習生として共通部分があります。そんな共通部分があったからこその助け舟のような言葉でした。日本人じゃないからこその表現なのかもしれませんね。
もしくは、Aさん自身の言葉の表現であったのかもしれません。
 外国人と日本人の発想の違いがあると思っています。外国人材から発想の違いや、新しい考えを受け取ることができるのではないかと期待しています。
まだそれに気が付いていない人に向けて、この発信から知ってもらえたら幸いです。じめじめした日が続いていますが、恵みに目を向けていきたいですね♪






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