植物と動物の進化

『世界を大きく動かした植物』を読み始めた。

草は恐竜がいた時代(白亜紀)に進化を遂げて現れたらしい。恐竜でいえばトリケラトプスがそこら辺だそうだ。首の位置が他の恐竜に比べて低い。

違う本からだが、花粉が色と匂いを持つようになり、昆虫を受粉の過程に組み込んだのもこの白亜紀の時代に起こった進化だそうだ。

この白亜紀には大きな環境的な変化が多く起こっていて、それと同時に生物が進化を遂げたという事だ。白亜紀という時代が気になってしまった。本を読めば読むほど、知りたいことが増えるというジレンマ。

イネ科の植物、例えば牧草、米、小麦、とうもろこしなど。人間が食べれるのは種の部分と言うことだ。言われるまで考えもしなかった。種以外の部分から栄養を無くして、葉っぱを硬くすることで食べられるのを防ぐ進化を遂げた植物だ。

しかし、そんなイネ科の植物の進化に負けず、己も進化したモノがいた。牛である。彼らが4つの胃を持っている事は有名だが、その理由もしくはそれらの胃が持つ機能の事を知っている人は少ないのではないだろうか。

一番目の胃は1番大きく、食べた物を発酵する機能を持っている。食べた牧草などを発酵させるとなんと、ほとんど栄養素のない牧草の葉っぱに栄養素を作り出す。なんと素晴らしい機能を持つ内臓だろうか。

二番目と三番目の胃は反芻を繰り返したり、次の胃に食べ物を送ったりする。

四番目の胃は人間と同じような構造である。

と、牛は四つの胃を持つ事で、進化を遂げたイネ科の植物から栄養を自ら創り出す。

人間にもこんな機能があったらいいのに、と一瞬考えた。しかし人間は美味しい物を食べたいという欲求があるように思える。胃の中で発酵が出来て腸内フローラを整えてくれるとしても、大して感謝する事はないだろう。

地球の変動、植物の進化、動物の進化。やはり地球も含めた生物はこれまで長い間、共存をしてきたのに人間というのはなんて勝手な生き物だろうか。

人間が地球を大切にし、生物を敬う世界を今日も夢に見て学びます。

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