007主題歌No Time To Die 感想

ここ半年くらい聴いて好きなビリーアイリッシュ、とうとう次作007「No Time To Die」の主題歌を担当することになるというニュースを知って以来この日を楽しみにしてました。007自体は大ファンというわけではないですが、ダニエルクレイグ版を一通り観た程度です。ここまでの主題歌というとアデルのskyfall とサムスミスのWritings on thé wallが印象的で個人的にとても好きな曲です。

この曲を聞いた上で感じたことを述べます。まず1つは、良い意味で予想通りでした。全体的に暗めのバラードで、その中をビリーの透き通る声が通り抜ける。そしてサラッとかかるホルンやギターの音。これまでの007の雰囲気をしっかり踏襲しつつも、ビリーアイリッシュの個性が光っていると思いました。

また、予想外なこともありました。ビリーアイリッシュというと「声が小さい」「囁くようにしか歌えない」と揶揄されるほど静かに歌うスタイルがメインです。ところが、この曲ではCメロ直前で彼女のハイトーンボイスが聞けます。驚きでした。そういった声は出せないわけではないだろう、と思ってはいましたが、いざ聴くとその声の強さと美しさに驚愕しました。うひゃー恐れ入りやした

ただ、僕はこの曲を手放しで絶賛することはできません。前2作の主題歌と比べると少し盛り上がり具合に欠け、退屈にも感じました。一方でこの曲はあくまでも主題歌です。オープニング映像と共に流れることを想定して作られているはずです。どんな名画であっても、適切なライティングの下で初めてその真の素晴らしさが際立つように。つまり、この曲を単体で評価しようとするのは現時点ではあまり意味を持たないと考えます

結論……



早くNo Time To Die観てえぇ



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