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自己実現力のゴールを目指して3

5の通り、論点、論拠、意見。
つまり取り上げた問題とやりたいことと、その理由。
機能するビジョンを描くことを意識してみよう。
3要素のうち、「論点」はビジョン、プランから省略されることが多い。
なくとも意味が通じるからだ。
そうすると次のようになる。

「携帯キャリアと携帯端末の開発会社は未だ新しい可能性に取り組むことでしか現在の利益を確保し続けることができないだろう。だから新作の開発に力を入れるしかない。よってスマホリペア業は成功するだろう。」(論拠⇨意見)

意見を頭に持ってきても同じだ。
「スマホリペア業は成功する。なぜなら、現状を維持しながらイノベーションを図っていく道しか携帯端末の開発会社は年商、売り上げを落とすわけにはいかないからである。」
(意見⇨論拠)

「意見と論拠」または「論拠と意見」これが機能するビジョンの最もシンプルな構成だ。
ビジョンやプランを描くときに難しく感じたときには、この原則「意見と論拠」を思い出してみる。
機能するビジョンやプランとは、「自分のやりたいことは何かはっきりさせ、その根拠を示して、周りの人々や時間の共有者、ターゲットに納得、共有、共感を得る計画」と覚えよう。
これで、どんなシーンにも通用するビジョンが理解してもらえるはずだ。
さらにハッキリ一言で伝えたい時の最小単位は「意見」
「スマホリペア事業は成功する」(意見のみ)
ビジョンやプランを実行するときに最も重要なのは自分の一番言いたいこと、意見だ。
意見のないビジョンやプランは「結局何がしたいの?」となりプロジェクトとして成立しない。

「意見」とは自分が考えてきた「問い」に対して自分が出した答えである。

「意見」のあるところに必ず「問い」がある。
意見の裏には「問い」がある。その人の問題意識といっても良い。

僕は不安だ。
(問い 今考えていることは安心か?)

この仕事はハッキリ断ろう。
(問い 自分には無理がある?)

おばあちゃんを止められるのはお母さんだけよ。
(問い 誰が祖母を正視できるか?)

上記を見ると「いいかダメか?」の2元論には○か❌かの答えしかない。
「誰か?」という問いかけだと答えは人物しかいない。
意見と問いは呼応している。
良い意見を出す人は「問い」も深い。「問い」が浅薄だと意見もそれなりになってしまう。
多くの場合、問いは無意識の中にある。
正体不明の違和感、引っかかりを抱えて、ある日ふと自分が何に悩んでいたのかに気づくことがある。
自分たちは、「問い」を意識しないまま、意見を言ったり書いたりすることがほとんどである。

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