一般の人が建設現場職人(鳶)によく質問すること。
私はこの仕事を始めてから、かれこれ今年で12年目になります。建設現場の職人といえば世間一般の割合から言えば、少ない方ではあります。初対面の人や、家族、友人などから様々な質問をされます。
今回はよく質問される事について話してみたいと思います。
1、仕事している事が筋トレみたいでしょ?
この質問はめちゃくちゃ多いです。体力仕事のイメージがあるからでしょうか。答えは、違います。一番過酷とされる鳶職は重い物を持ったりしますが、常にではないです。最初だけで1,2ヶ月も働けば体が慣れます。慣れて毎日働いてても筋肉痛なんかになりません。
2、コーヒー好きが多い?
はい、みんな大好きです。朝の仕事前、10時、12時、15時の休憩には必ず飲んでいます。ちなみに僕は嫌いで飲めません。
3、雨の日は休みでしょ?
これも多い質問です。答えは、休みではありません。大雨でも、台風でも、大雪でも、休みではありません。新築物件の建設現場は休みには、なりません。むしろ台風の時は現場に行って台風への対策をしなければ、なりませんので。
4、お酒はみんな強い?
はい、強いです。職人なんてやることは、毎日酒飲むことぐらいしかやることが、ありませんからね。飲兵衛は本当に多いです。それと、職人は酒飲んだら基本永遠に仕事の話しかしません。
5、みんな何して遊んでるの?
多いのは酒飲み、ギャンブル、夜遊び。圧倒的量産型です。
6、休みは土日でしょ?
いいえ、日曜日のみです。建設現場は月曜から土曜まで稼働しています。祝日も稼働しています。休みは日曜日とカレンダー通りの大型連休になりますが、現場の工程により変わります。しかし、前もって言えば好きな日に休めるという利点もあります。工程次第ですが。
7、結局、鳶職ってなにする人なの?
鳶職はざっくり言うと、高所での仕事を専門とする職人です。高所での作業の中には、鉄骨の組み立て、タワークレーンの組み立て解体、足場の組み立て解体などが、あります。これら全てがこなせて鳶職です。ビルや、高層ビル、マンションの新築工事が鳶職です。足場屋というのがありますが足場屋は一般住宅専門の職人の事です。すでにある既存の建物に足場工事を行うこの人達は鳶では、ありません。鳶職の足場工事と足場屋の足場工事は、同じ足場でも異なり鳶職の足場工事の方が、専門知識が多く難易度の高さ、高い技術、危険予知能力が求められます。
以上が多かった質問です。
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