見出し画像

第332話 公務員が今の地方の空き家のリアルを見た

ニッポンのみなさん

こんばんわ。

公務員大家です。


このブログでは、

公務員であるワタクシが、

日々、感じてるお金の悩み、

お金の悩みを解消する手段など

とりとめもなく綴っています。


今日は、さっき見てきた、

地方空き家の実態について、

売主さん、不動産屋さん、

そして買い手のワタクシが、

一体、何をどう考えながら

駆け引きをしているのか、

その一部始終を書き下ろします。


まず、ワタクシが空き家の現状をどう考えているか語ります。

現在のニッポンは、深刻な労働力不足です。

それは、地方でも変わりません。

厳密には、労働力はあるのですが、

賃金の安い仕事を、

ニッポンの若者がやりたがらない、

という実態があるように感じています。


過酷な労働現場には、

外国人労働者(技能実習生)の存在が、

もはや欠かせません。

ワタクシは、彼らの居住先を提供しながら、

同時に空き家問題を解決したいのです。


一方、売主様は、60歳代です。

親御さんの家があるのですが、

お父上が他界され、ご自分たちは、近所にお住まいです。

親御さんのお宅は、2メートル道路に接していないため、

解体費が多額にかかることが予想されます。

いわゆる不要資産となっているわけです。


不要資産を高齢の方はもてあまします。

自分たちの代で処分しなければ、

そのツケは、自分たちの子の世代にまわっていくからです。

(それだけは、どうしても避けたい!)

それが、売主の心理です。


ちなみに今回の売り出し価格は50万円でした。

不動産屋さん曰く、

「50万円に根拠はありません。」

とのことでした。

とりあえず、付けた金額なのです。


さらに、物件情報に間取りはありませんでした。

そこまで、手間をかけても、利益に結び付かないと

判断しているのです。


しかしながら、なじみの顧客からの紹介で、

取り扱わざる負えないようでした。


ちなみに、正規の仲介手数料は、

この場合、6%。

つまり3千円しか入ってこないのです。


この不利な状況を避けるため、

売主さんと不動産屋さんは、

別途、コンサルティング料として、

成功報酬数十万円を約束しているそうです。


一方、価格が安いので、ネットにのせると、

内見希望者が殺到します。

現に、ワタクシの後にも内見希望者いる、

とのことでした。

少ない報酬で、不動産屋さんは、大変な仕事を

こなしていかねばなりません。

ですから、不動産屋さんの本音としては、

「できたら、早く、売り抜けたい。」

のです。


このような3者の思いが絡み合うと、

物件取引は、win-winの関係が成立しやすいでしょう。

追って、経過報告いたします。


それでは、みなさん

ダンケシェーン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?