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京都後記その1


2日間秋晴れ!京都の青空(店舗屋上から)

最初に


2日間会場へお越し下さいました全ての皆様、
本当にありがとうございました。

不安、失敗の想定に支配され続けた数か月でしたが
終わってみれば「大成功」となりました!
ありとあらゆるケースをイメージして、
冷静さを保つように心がけておりましたが
そうした想定の

「どれとも異なる」

考えてもいなかった結果!が待っておりました。

全てが報われました。
「やって良かった」
その一言に尽きます。

普段のイベントとは空気が違いました、
お客様との距離がさらに近かったように思います。
あの、関西特有のイントネーションで
「ありがとう。」
を何回言って頂けたかわからないくらい。


僕らが京都、関西地域を訪れた事に対して
「ほんまにありがとう。」
という意味で。

そんな風に言って頂けるの、普通なのかな?
いや、普通じゃないと思う。
他のイベントの事を知らないから何とも言えないけど、
同じ日本、地域は違えど
僕らのお客様というのは”共通して”

本当に心の温かい人たち

だと思えて、代わる代わる訪れてくれる皆様を
お見送りするたびにジーンと来た。

はるかに年下の若者もいたし、
ずっと先輩にあたる年上の方もいた。
女性もいたし、お母様(!)もいた。

心の底から言わせて頂きたい、
全員が全員

”愛すべきクルマバカ”

ですよ!

深夜帰宅の途について
新名神~新東名と走りながら、
初日~2日目とお会いしてお話をした皆様と
そのお顔を思い出しながら走った。

真っ暗なGRヤリスの中で
一人でニヤニヤもしたし、涙ぐんだりした。

改めて”最高の想い出”を皆さんから頂きました。
弊社にとっても「新たな1ページ」になった、
皆さんがそれに立ち会ってくださいました。

今回の大成功の裏、
お越し下さった方の全員がこの大成功への

「協力者」

で間違いありません。
買い物の有無、大小じゃありません。

「来てるみたいだし、行ってみようか?」

そう思って行動に移して下さった
皆様全員が協力者なのだと思います。




当日来れなかった方へ、余分のノベルティを店舗に置いてきました!STAFFまで。


APITオートバックス京都四条様


は、ご承知の通り
まだつい先日の9/16にオープンされたばかり。

最も、それまでにSuperAutobacsとしての
実績や経験も長くお持ちではあるものの
今回の「APIT」にあたってはすさまじいばかりの
費用を投じ、後には引けない覚悟。

東京からもずいぶん増員され、
”見知らぬ土地”
に居を移し、日々奮闘されている方々多数。
それもこれも「京都の成功」のため。

家族のいる方も多い、
多くの方が経験していると思うが
”生活が一変した”人たちがAPITの看板の下で
「このプロジェクトを成功させる」
ために京都に集まっている。
もちろん、その目的はひとつ。


無論そんな事”お客には関係ない”。

でも、僕は”東雲店”にこれまで
さんざお世話になってきた。
スキルも上げて頂いたし、
多くの経験値も頂いてきた。
時には東雲店と弊社との関係性が

”会社の信用を上げる”

事にも繋がったりしてきた。


そんな感謝の筆頭に
「小野さん」
という人物がいて。

この人が今回この京都のスポーツ部門を
円滑に立ち上げるべく先頭に立った。
子供もいるし、生粋の東京人。

「京都にAPITができる」

と小野さんから告げられたのは
今年の2月くらい。
トップシークレットの頃。
それと同時に

「どうやら自分が行くことになりそうだ」

とも聞かされていた。


栄誉、とはいえばそうなのだろうが
どこか困惑も見て取れた記憶。
自分もかつてはサラリーマン、
なんとなく気持ちが良く分かった。
そんな小野さんから

「社長、力貸してくんない?」

と、年始の東雲フェアの搬入時に言われた。
その時から今回のたった2日間のための
様々な展開へと流れて行った。

けど、強気な事は言えなかった。
だってなにしろ自分たちは今まで
”関西に立った事がない”
から。





ご承知の通り


APIT京都様には
「Grazio&Co.コーナー」
ができた。

ハッキリ言って”実力未知数”の
聞いた事も無いようなブランド。
これを全国各地名だたるブランドが設置を目指す
「超話題の大型店舗」
にあの規模でコーナーを作るというのは
容易ではないこと。

裏を話せばこれはひとえに
”小野さんの働きかけ”
だった。

あれだけの商品が陳列、つまり売り上げとして
あがれば当然利益も相応に上がる。
だから”そんな利益”を今回の2日間に丸々投じよう!

そう考えた。

その予算があればかなりの事ができる!
それが先方様に報いるための最大限かなとも。

ただ・・・

その予算、
「何にどう使う?」
という事が重要だった。

手っ取り早いのはその利益を”グロス換算”して
開催2日間に「大安売り!!」みたいな
発想もあるにはあった。

だけどそれじゃあ先に繋がらないし、
我々は良いとしても
「京都にお客様が根付く」
という事にはならないと思った。

必死になって関西地域に住む、
横浜にあるブランドが来る。
いつもは見れないモノが実際に見れる。

「行きたくなる」
「行ってみようか?」

と思ってもらう”動機”というのは
なんだろう?
と、無い知恵を絞って考え続けた。

それに”無条件”じゃない。
「APITブランドとしてのイメージ」
も当然あるから、
なんでもあり!という訳じゃない。


グランドオープンの前に、直接自分で
京都を訪れて京都のSTAFFの皆様と
”商品陳列”
の搬入をやってみた。

その上で、京都の街を歩き観光地を巡り、
京都に宿泊してみた。
1日~2日でなにがわかる?
というのは本当にそうだけど(笑)

でも、自分なりに「京都」を体感してみて
なにか思いつかないかな?という気持ち。


だけどそれが「扇子」や「手拭」へと
繋がっていった、これは間違いない。
「扇子店」が異常に多い事に気付いた。
調べてみたら
日本の生産の90%(!)が京都だった。





弊社の職人は


この際ご批判覚悟で言わせてもらうと
”超多忙で超過密”
だ。

「いいねぇ?儲かって・・・」

なんて嫌味を言われるかもしれない。

革、エンブレム、カーボン、塗装
スケジュールは埋め尽くされている。
カレンダーとにらめっこする毎日。

品質は落とせない、落とせないどころか
次々にどこぞの誰かが(?)
「新しいアイデア」
を一方的に持ってくる!(汗)

ワンオフが続く、つまり一発勝負を
毎日繰り返す。
失敗すれば・・・数日が一瞬で飛ぶ。

そこに加えて

「京都へ行こうと思う」

なんて言い始める始末(!)


職人一同、本音は

「はぁ?ナニ言ってんの?!」

・・・だったと思う(苦笑)


だけど今回のプロジェクト。
誰も反対意見や不満などなかった。
それどころか
「よっしゃ!やろうや!」
と皆が休みを返上し、深夜までかけて
最強の助っ人となってくれた。

なんで京都に?
どういう経緯で?

そんな事、誰も聞いてこない。

「金田さんが行くって言ってんだから」


ジャンルの異なる各分野の職人を
”革職人親方様”
が取りまとめて下さった。

会社が違う、やってることが違う。

革職人はカーボンがわからない、
エンブレムなんてわからない。
その逆も然り、当然だ。

でも、大きな事を成し遂げるためには
リーダーシップが必要。
それを親方様は買って出て下さる。

そして異業種の職人たちから
”絶大の信頼”
を持っている。

僕は思いつき、絵に描き、口にするだけ。

職人はそうじゃない。
切り傷を作って食事は後回し。
イラつくし怒号も飛ぶ。
悩む、やり直す。

当たり前だけど全部が一度で上手く行く
なんて・・・
そんなケースの方が稀だ。


職人だって同じ人間で、
家族もいれば子供もいるし、孫もいる。

休みとなればどこかに出かけたり
遊んだり・・・
誰だってそう思う。
そういうごく当たり前の日常だって

「京都に行こうと思うんだ。」

の一言で一変する。


この責任は重い。

「やっぱり駄目でした・・・」

では済まない。


何があっても”良い報告”をする
責任が僕にはあった。





物事には裏がある


だけど取り沙汰されるのはいつも「表」だ。

陰と陽、光と影。
そんな風に思う。


APITオートバックス京都四条という
大規模な店舗が出来て、
そこにGrazio&Co.という会社が訪れて。

なんだか上手く行ったみたいだよ?
Grazioってすごいね。

・・・と。


現に皆様のお蔭でオートバックス様には
そんな風な評価とお言葉を山ほど頂いてきた。


だけどそうじゃない!


クルマに限った事じゃない。
どんな分野でもジャンルでもきっとそうだ。

僕らのお客様の中には
まさにご自身がそういう「裏」を司る
職業の方も多い。


京都は大成功した。

まだ歴史が浅いので大口は叩けないが
現時点では京都イベント売り上げの
第一位を記録してきた。

でも、わかりきっている事ではあるが
「その裏側にあるもの」
というのをお伝えしたかった。


Grazio&Co.がすごいんじゃない。
Grazio&Co.の周りを固める人たちがすごいんだ。


これをどうにかしてお伝えしたく。


物体に光が当たれば必ず影ができる。
でも、
影に視線が行く人などまずいない。

2つでワンセット。

じゃなきゃ成立しない。



それが
”皆様ありがとうございました!”

と僕が言う

「皆様」


の全容だ。





たくさんのお声かけを頂きました。
みんな笑ってました。

”かけがえのない時間”

でした!


かつて横浜で作業をしたたくさんの
「関西オーナー」の皆様のお顔も見れました。

ご夫婦で、娘さんの代理で、彼女と
皆さんわざわざ来てくれたんです!

岡山や和歌山、奈良それに地元京都。
兵庫も三重も愛知も!
もう山ほどの有難いお言葉を頂きました。


皆様!!



ミッションコンプリート



でございます!


みんな最高だよ!!
心からありがとう!




END





ありがとう京都!頑張れ京都!!






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