マルホvs健栄製薬


「ヒルドイド」のマルホが「ヒルマイルド」に販売差し止め 健栄は申し立てに徹底抗戦
https://news.yahoo.co.jp/articles/18dfa80d34c3b3c736b519d7af2796b3613a571f

ヘパリン類似物質3%ローション愛用者としては見逃せない記事!(笑)

TV見ないラジオ派の私ですが、このヒルマイルドという製品、ラジオCMも結構流れてたから製品名だけは知ってました。
ただ、とっくの昔に他社で同様の製品(ヘパリン類似物質0.3%配合)は販売されていて、私はいくつか実際に使ってみて最終的にコレ!と落ち着いたていたので、あんまり興味ありませんでした。あんなにCMバンバン打ってるから価格も高いんだろうなと思ってたしw

そんな中ヤフーニュースでババンと出たこの記事!

正直驚きましたー(´・ω・`)
ラジオCM聞く限り、ヒルドイドの会社(マルホ)の商品だと思ってましたもん。処方箋の必要なヒルドイドの市販版がヒルマイルド的な。

で、今回記事を読んでみるとネーミングだけでなくパッケージデザインも酷似ときてる。これ、相談なくやられたらマルホンが気分害するの当然かと。
ローションだけ比較してもピンクのキャップにホワイトの本体、本体中央に濃い目ピンクのライン、製品名の配置位置、、、
配色も同系色で、消費者視点だとネーミングとパッケージデザイン合わせて完全にヒルドイドの姉妹品と勘違いするだろうし、ヒルドイドの信用に乗っかって発売されたと認識されるでしょう。
健栄サイドはボトル形状が違うとか細かい言い訳いくらでも出来るだろうけど、消費者はデザイナーじゃないからね。そんな細かい部分で区別しないからw
この製品の価格帯やターゲット考えたら、判断基準は実用性とそれを表すパッと見の印象(色、雰囲気)や製品名の聞こえでしょ。高級化粧品みたく、細かいディテール気にして買う人いないでしょ。
また、広告制作系のデザイン視点で見ても、明らかに既に市民権を得ているヒルドイドからの引用によるネーミングとデザインというのも明白。仮にこの製品(ヒルマイルド)の開発段階でこのネーミングとデザインをプレゼンするなら、その理由として元ネタがヒルドイドである事を説明するはず(便乗効果狙い)。あ、そういうのがダメって話じゃないよ。そういうやり方もあるし!

でもさ、他社の製品にここまで寄せてまで発売したいなら、せめて事前に本家マルホにお伺い立てるべきだったんじゃないの?ってフツーに思ってしまった。言い方アレかもだけど、根回し的な?
これは特許庁で商標登録できたからとかそういう問題じゃなくて、ビジネスモラルの話ね。
だって、これじゃ某チャイナ企業の十八番のごとく健栄がパクったと思われても仕方ない(滝汗)w

訴えられた健栄は徹底抗戦の構えとの事だけど、客観的に見て素直にマルホに謝ってこれからどう対応すべきか前向きな話し合いする方向に持ってったほうがいいよね。会社イメージ的に。
せっかく手ピカジェルで良いイメージの会社だったのに、こんなズルいイメージ付いちゃったら勿体ないよ。別に本当の事言わなくてもさ、製品開発チームの確認が甘かったとか『うっかり』的な理由にしてさっさと謝って『マルホさんとは仲直りしましたーっ』て世間にアピールしちゃったほうが今の世の中でのウケは良いはず。だって品質に対してではなく、あくまで見栄えの部分で指摘されてるだけなんだから、変に対立するより揉めずにデザイン変更して納得してもらう形のほうが製品自体の信用度も上がるでしょうし(本家お墨付き的な?)。

というか、そもそも製品名に関しては、これ通しちゃったの許庁のミスじゃね?なーんて勘ぐってみたりw

まぁ、裁判の結果がどうなるかわからんけども。
仮に商標登録を盾に健栄製薬勝ったとしても客観点には『マジかー』ってなるし、世間のマルホへの同情票が増えるだけよね、きっと。

ちなみに、一時期問題になったヒルドイドの美容目的での使用だけど、この製品の保湿機能の肝は『ペパリン類似物質0.3%』。
この成分配合の製品なら随分前から各社で販売されてます。CM打ってないし、ドラストでもそこまで揃ってないから知名度低いのかもだけど、Amazonとか楽天とかECサイトで『ペパリン類似物質0.3』で検索すれば結構出てきます。0.3%の配合量だと【第二類医薬品】扱いかな。
ローションだけでも
Saiki(さいき)保水治療ローション
ピアソンHPローション
マーカムHPローション
GSK HPローション ←コレ使ってます。パッケージデザインも好きw


というワケで、事の顛末が楽しみ(?)です。



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