見出し画像

Book Review - The Singularity Is Nearer (Chapter 1)

社内で、皆で読むようにと言われたので読み始めました。

IntroductionとChapter 1は、2005年に同著者によって書かれた The Singularity Is Nearのサマリーのようなものになっています。1999年の著作、How to Create a Mindなどにも触れています。書いた当時との変化についても触れています。

Chapter 1 Where Are We in the Six Stages?

6つのエポックというのは何かということをまずは理解し、今どこに居るのかと言うことを考えるらしい….です(多分)。

Epoch1.物理法則の誕生・および、物理法則を可能にする化学の誕生。地球の誕生を意味するらしい。

Epoch2.生命の誕生。DNA、複雑な生命の誕生。

Epoch3.脳の形成。DNAによって記述された動物が脳を形成し、それ自体が情報を保存し処理。

Epoch4.高度な認知能力。複雑な認知能力をもつようになり、思考を複雑な行動に変換。

Epoch5.人間の認知能力とデジタル技術のスピードとパワーとの直接融合

Epoch6.知性が宇宙全体へ拡散。通常の物質が究極の計算密度で組織化された物質であるComputroniumに変化。

さて、Wikipediaによれば(すみません!)、コンプトロニウム(英:Computronium)、または、演算素は、1991年にマサチューセッツ工科大学の Norman MargolusとTommaso Toffoliによって考案された仮説的な素材であり、「Programmable matter」である。実質的にあらゆる実物のコンピューターモデリングの基盤として使用することができる。とありました。

2030年は、大脳皮質の上層部をクラウドに接続し、我々の思考を直接拡張することである。このようにして、AIは競争相手となるのではなく、自身の拡張となるのである。

という感じになります。いままで、日本の講義でも、AIは、エポック3にちかいところまでできているけれど、エポック4がまだできていないというような議論があったのですが。実体と仮想はデジタルツインではなくて、実体の拡張が仮想というか脳の拡張が仮想なのだということなのか。でも、どうやって?次を読み進めながら理解を深めてまいります。

これ、各Chapterで書くのはつらそうなので、いつも通り気まぐれで、書く気になったら書こうと思います。