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男4人が話す、2010年代の音楽について(自己紹介編)

どうもです。草野です

コロナウィルスが日本でも流行しはじめ、様々なことが浮き上がって、いろいろな方々がいろんな話をしています。同時に、#StayHome の掛け声とともに、自粛と自制を求めるムードや指示が行き交い、土日になるとむしろ自宅で一人過ごす・・・というような状況が続いてます。

ところで、実はもう2020年になっており、2010年代は4ヶ月前に終わっていることに、どれくらいの人が実感を持っているでしょうか。

いやまだまだ4ヶ月しか過ぎていないじゃないか!と声を上げる人もいるでしょうが、大きなパンデミックと出くわしている今となっては、まるで遥か遠き昔のことのように感じる人もいるかと思います。

3月の中旬、僕はふっとした思いつきで、音楽系ライターの知り合い3人に声をかけ、4人で語り合いました。「2010年代の音楽ってどんな風だったっけ?」と。

直近で言えば4ヶ月前、ですが一番遠いともう10年以上前のことも含めて、一言で「2010年代」といえます。その間に、様々な変化とターニングポイントがありました。僕ら4人は、それらをちょっとずつ確認し、何がいまに残って、どんな影響を与えているか?、そして僕らはどんな風に過ごしてきたか?を雄弁に語り合いました、3時間20分ほど。

今回、2回に分けて、その一部始終をアップすることにしました。
前編は「僕らの自己紹介、僕らの付き合い」という駄弁りと乳繰り合いを、後編では「僕にとっての5枚、そして簡単な総評」を話しました。

これはハッキリといえますが、僕ら4人は別段何かしらの権威であるわけではないです。ですが、マジでハード&ドープな音楽リスナーであるのは、お互い同士で認めあっているところだと思います。そんな4人が、何を聴いて、何を感じて生きてきたか?2回に渡っての話は、そんなテーゼが引かれています。

まぁぶっちゃけ、ただの音楽好き同士のおしゃべりとしてみてください。マジになって受け取るほど、凄いことは話してないです。

では、下から読んでいただけると幸いです。むちゃくちゃ長いですよ

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自己紹介する4人、いまの自分と過去の自分


草野 今回はゴリさん、まっつ、ノイ村くんに集まってもらってありがとうございます。こうして話をしようと思ったのは、5年前に『僕たちのゼロ年代邦楽ベスト』というのを音楽だいすきクラブで話をしていて、それで2020年になり「もう一度、10年代のベストをやりたい」と思ったのがきっかけです。

ゴリ その頃から5年経ってて、いまは音楽関連のメディアサイトや本でライターをやった経歴のある3人に声をかけた、と。

草野 そうそう。ざっくり言うと、僕はアニソン関係で、ノイ村くんは海外のポップス関係でReal Soundさんで書かせてもらっている。ゴリさんはマーガレット安井名義でアンテナで関西のインディーズ、僕はindiegrabで関東のインディーズシーンを中心として書いている。っつくんは音小屋生として『サラバ!平成狂想曲』のランティングを担当した。そしてまっつくん、俺、ゴリさんは『音楽大好きクラブ』で書いていたし、5年前の『僕たちのゼロ年代邦楽ベスト』でも話をした、と。

僕たちのゼロ年代邦楽ベスト 前編 - 音楽だいすきクラブ http://ongakudaisukiclub.hateblo.jp/entry/2015/05/28/174601

草野 で、今回はとりあえず自己紹介がてら、この10年間どう音楽と触れ合ってきたか?というのを聞きたいのよ。まっつはどうだったの?2010年代って

まっつ 僕にとって2010年代って、2010年のときに16歳で、今年でまぁ26歳になったくらい10年間なんですよ。

ゴリ わっかいなぁ~(笑)

まっつ その頃から、どんどん量が増えていったんですよ。まぁ当たり前かもしれないですけどね。2009年の夏ごろに『SCHOOL OF LOCK!』を聴き始めて、邦楽ロックを聴き始めたのが最初の最初ですかね。当時はCDも買いつつ、聴けないならyoutubeで聴いてみる、というような頃でした。それが高校2年頃まで続いたんですよ。高校3年のころに『MUSICA』を買い始めたんですよ、確かandymoriが表紙だったやつかな・・・

草野 ああーー!あったね!覚えてるわ!

※参考 『MUSICA』2011年6月号
http://musica-net.jp/detail/2011/6/

まっつ その頃から音楽雑誌を買うようになって、ディスクレビューがあることに気づいたんです。「これをみて、色々と聴いていけば、いろんな音楽が知れるかも」と思って、参考にしながらyoutubeで音楽を聴くようになったんですよね。本当に気に入ったものはちゃんとアルバムの盤で買うような生活ですね。2016年ごろにストリーミングが開始するようになって、「シングルの値段でめっちゃ聴けるのか!」ということでそっちに乗り換えたんです。

※参考記事


まっつ すごく陳腐に聴こえるかもしれないですけど、「音楽といっても、本当にいろんなものがあるんだな」ということを痛感したし、ダルマ式に聴く量が増えていったというのが大きいですね。

ゴリ サブスクによって、聴く量が多くなったし、広くなったのは間違いなくて、それと同時に情報量が増えたなと思ってます。

草野 それはどの意味での「量」のことです?「これもあるぞ!あれもあるぞ!」というリリース情報の意味合いのこと?

ゴリ それもあるね。ついこの前だけど、松任谷由実さんが全曲解禁になって、aikoも全曲解禁になったじゃない?

草野 Dragon Ashが解禁しました!とかね

ゴリ そうそう。そういう情報を知るとさ、どうしても昔の人のものを聴いちゃって、どんどん新しいものを聴こうっていう気持ちにならなくなって、新しいものを知らなくなるんだよね。

草野 なるほどです

ゴリ この話をする前に、4人でメッセージのやりとりをいくつかしていたときに言ったけど、「新しいものは全くわからないし、洋楽もぜんぜんついていけてない」という話をした、まさにこの話の通りなんだよね。昔のも新しいのも、全部ひっくるめてとんでもない量になっていて、僕の中で掴みあぐねている感じはするのよ。

草野 咀嚼しきれない、という感じか

ゴリ そういうことになるね。

まっつ ゴリさんと本当に真逆なんですけど、状況は同じですね。新譜ばっかり聴いていて、逆に旧譜を聴こうという暇と時間がないんですよね。

草野 ここでもう、分たれてしまうわけだ。ノイくんと僕は、半々って感じじゃないかな?どう?

ノイ村 syrup16gが公開されたときは、改めてというか、全作聴きましたね。とはいえ、新作が公開されたらもちろんそっちを聴こうと思いますし、半々という感じかもしれないですね

ゴリ これだけ量が多いと、「味わう時間」がほんと少なくなるんだよね。

草野・まっつ 分かるーーー!(笑)

ノイ村 ほんとそうだと思います

草野 ノイ村くんはどうだったの?2010年代の音楽と自分を振り返ってみたときに

ノイ村 一つあるのは、音楽メディアとの付き合い方が変わったことで、聴くものが変わったというところがありますね。2007年くらいからロッキンオンをずっと読んでいたんですけど、あの雑誌が少しずつオールドメディア化していくじゃないですか?あの流れを食らったとき、「さすがにこれは厳しい、埒が明かないな」と思ってしまったんですよ。

草野 「おまえこれ、『Player』かよ!」ってくらいのおじさま向け雑誌になった状態ね

ゴリ ははは(笑)

ノイ村 ほんとそういう状態だったじゃないですか(笑)2014年くらいから海外メディアを読むようになったんです、PitchforkやTiny Mix Tapeとかですね。なので、僕の趣向が少しずつインディロック寄りになってるんですよ

草野 イメージではノイ村くんはクラブ系が好きだから、てっきりhigher frequencyとかが好きかと思ってた。そっちのほうだとFact MagazineとかQ Magazineとかね。

ノイ村 そうそう、良いですよね。一番読んでいたのはPitchforkかもしれないですね。

草野 マジか。いまのノイ村くんの感じだと、Pitchforkを読んでいるイメージがない。こういっちゃあれだけど、インディ臭さをあまり感じないんだよ(笑)

まっつ ああ、わかります。ぽさがないですよね。ヒップホップを聴いてるイメージだし。

ノイ村 でもヒップホップを聴くきっかけになったのは、まさにPitchforkのおかげですよ。Kanye Westもそうだし、Run The Jewelsもそうだし。

草野 あーー!あの赤いやつね、8.7点とかわけわからんくらい高い点取ってたやつかあったね!

※Run the Jewels 2(実際は9.0点)
https://pitchfork.com/reviews/albums/19968-run-the-jewels-run-the-jewels-2/


ノイ村 あと、2011年からずーっとサマソニにいってるのは大きいですね。現場の感じというか、海外ミュージシャンを生でちゃんとみてきた感じはあります。それもあってか、好きなものもクリエイティヴマン色が強いんですよ。

草野 クリエイティヴマン色ってなんだよ(笑)

ノイ村 EDMもむちゃくちゃ好きで、フェスにも行ってるんですけど、だいたい主催はクリエイティヴマンなんですよね。なので、ああいうカラーのものが好きになるという。Pitchforkなどのインディっぽいのも好きで、クリエイティヴマンっぽいのも好き、というのが僕の2010年代だったのかなと

草野 なるほどね。びっくりするのは、2010年代初めのころに、すでに海外のwebメディアを読まないといけないと感じてたというのは、普通の音楽ファンからするとかなり異質に思えるよね。国内の事情だったらナタリー・CINRA・ototoyにQeticがあったけども、まだRealsoundやMikikiが始まる少し前で、ちょうど「海外の音楽を聴きたいけども情報を得るにはwebサイトにはない」みたいな状況だったんだよね、特に2010年から2013年頃ってさ。

ノイ村 2010年ごろというと、インディバンドがすごく流行っていた時期で、それを知ったのもPitchforkだったわけで。日本から知ったというのは確かに・・・あまりなかったかもしれないですね

草野 ゴリさんはどう?

ゴリ これはみんなに共通はしてるけど、僕の中で大きい部分なんだけども、「音楽について文章を書く」ということをやるようになってから、大きく変わったなと思うのよ。

草野 ああ、なるほどです。ちょっとわかります(笑)

ゴリ さっきにも言ったけど、岡村さんの講座に入ったのが2013年なんだけども、それ以前はロッキンオンジャパンに載ってるようなロックバンドが好きで、彼らについての文章とかも書いてたの。書くことは好きだったし、音楽も好きだった。でもね、講座に行ったときに、もう衝撃だったの。

まっつ なにがですか?

ゴリ みんなが何を言ってるかわからなかったの(笑)

全員 (笑)

草野 「いまの日本語?」みたいな(笑)

ゴリ まぁそれは大げさだけども(笑)例えば「アメリカ西海岸のバンドの流れっていうと・・・」みたいな話が急に出てきても、全然ついていけない。おまけに、僕より年下の大学生くらいの子が、「細野晴臣のあのアルバムは・・・」とか話し出すような場所だったわけよ。

草野 ああ、身に覚えがありますね(笑)

ゴリ だから、「オレ、もしもここにずっといるとしたら、もっともっと勉強しなくちゃ」って思ったんだよね。その衝撃が、多分2010年代にとって自分の聴く範囲や見方を大きく変えたのは間違いないんだよね。

草野 聞いてて思うんだけども、そこで「勉強しなきゃ!」って感じるのがゴリさんらしいなって。だって、「ここはオレがいていい場所じゃないし、あんまりおもしろくないな」っていって辞めることもできたわけでしょ?

まっつ 「別に自分の趣味はこういうのだけども、オッケーだよね」と思える空気ってあるとも思うんですけど・・・

ゴリ いやなんというか、流石に自分より年下の子が、自分らが生まれるより前の音楽をものすごく語っているのを見るとさ、「オレはもっと勉強しないとまずいのでは?」って思う

草野 ああぁ、場の共通認識になっていることが把握できていないと・・・みたいな。オレは近しいのを最近まっつから受け取るよ。

まっつ ええぇ、そうですか?

草野 たまーに古いのを聞いてて、「これ聴きました!」みたいなのをツイートするときあるじゃない?その時「あ、それ、ミュージシャンどころか、ジャケットも、発売した年代も全然知ってるけど、実際中身聴いたことないやつだ・・・」っていうのが結構あってさ。そういう時は「オレもちゃんと聴いてみよう」っていって後日聴いたりするよ(笑)

まっつ そう言われると怖いですね(笑)

ゴリ だから、「若い子がこんなに知ってるとなると、年上の自分はどうすればいいんだ?」ってなるわけなんよ。ミュージック・マガジンとかを読みだしたのもその影響なんだよね。でも日に日に考えが変わっていって、海外のことを書く人はたくさんいるけど、自分が住んでいる場所で頑張ってるミュージシャンについて書いてる人が少ないことに気づいたの。ぼくは大阪に住んでいるけども、まさに大阪で頑張っている人について書きたいと思った。いま「アンテナ」でやらせてもらっていることにも通じるけども、そう感じられるようになったのは2015年の途中くらいからかな・・・

草野 なるほど、ディープなところを話してもらってありがとうです。

ゴリ 草野さんはどうなの?

草野 オレはね・・・まぁそもそもこういう話をしようと思ったとき、「自分で言ってといて、2010年代にどれくらい聴いたか、自分がしらないぞ?どれくらい聴いたんだ?」って思って、試しに調べてみたのよ、iTunesを使ってね。

まっつ とんでもないことになるぞ

草野 いつもiTunesのなかで年ごとにフォルダ化してるんだよね。2001年から1年毎に、リリースされた年に全部突っ込んであって、改めて2010年代というフォルダを作って、2010年から2019年までのフォルダを全部入れてみたの。

ゴリ そしたら?

草野 そしたら、44459曲あって、だいたいアルバムでいうと4116枚分あった。

まっつ やーばいそれ・・・

草野 でね、これiTunesなのよ。2018年頃からSpotifyとApple Musicも使っていて、そっちの曲がどんくらいあるかわかんないけど、多分プラス6000曲くらいはたされるから、だいたい50000曲なんじゃないのか?っていうのがわかった。

まっつ やーばいってぇ・・・

ゴリ それさ、時間ってどうなってんの?(笑)

草野 うーんと、127日17時間くらいかかるね

ゴリ 24時間ずーーっと流し続けてもやろ?

草野 そうね(笑)10年間ってだいたい3650日あるわけでさ、そのうちのだいたい127日だよ?30分の1だよ??

ノイ村 いや基準がおかしいでしょ(笑)

ゴリ そうやな、基準のとり方だな(笑)

草野 30分の1かぁ・・・って思ったとき、「少ないな」って思ったんだよね。

ゴリ 病気だろ、おまえ(笑)

まっつ 少なくはないよ・・・

草野 まぁ少ないか多いかは置いておいて(笑)なんでこんな価値基準になってしまったか?っていうのを振り返ったときに、まっつとほぼほぼ一緒の価値観がオレの中にあって、「音楽はめっっっっっっっっっっちゃくちゃ色々あるから、音楽を知ったり楽しむなら、そもそも相応の量の音楽を聴かなくちゃ!」っていう価値観が根強いんだよね。

まっつ そうそう、そうですね。

草野 とにかくめっちゃ聴きたい!というのが大前提なんだよね。そこに対して、文章を書くなら批評眼もなくちゃいけないわけで。だからこそ色んな音楽を聴いているわけでもある、と。それらをどう捉えるか?というのは、色んな知識や見識や価値観を得て、自分で書いていきながら見つけるものだと思うのよ。そうなると、音楽を聴くことによって、自分の世界が少しずつ広がっていく感覚だったり、新しい自分を自分で見つけるような感覚が芽生えてくるんだよね。

まっつ そうですね。そうなるためには、やはりガンガン音楽を聴いていかないといけないというのがあるんですよね・・・。

草野 だから、苦しいと思ったことはないし、むしろ10年くらいこのペースでやってきたから、逆に「え?みんな音楽ぜんぜん聴いてないじゃん?大丈夫ですか?」って聴きたくなるというか・・・

全員 (笑)

草野 すごくざっくりいうと、17歳とか18歳のころから、すでにロックバンド以外の音楽も聴いてみたいと思っていたっていうのと、いろんな人を通じて刺激を受けつづけてるってこと、その2つがあるから、未だにこんだけの量を聴いてても「足りねぇな」って思う要因なのかなと思う

ゴリ でも、やっぱりおかしなくらいにたくさん聴いているってのは間違いないわ(笑)

草野 そりゃそうか(笑)

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余談のような歓談、詳しい繋がり

草野 僕ら4人は「音楽だいすきクラブ」というところでつながった4人で、書いたり、読んだり、僕とゴリさんは一緒に話しをしたりするという関係でしたね。

ノイ村 ぼくは完全に読者側でしたね、実は、音楽大好きクラブでは書いたことがなかったんですよ。書くようになったのは、草野さんやゴリさんが一緒にやっていた時期からはだいぶ離れた後からですね。

ゴリ そうだね。草野さん、オレ、まっつくんは書いてたよね。

草野 ぼくが徐々に徐々に離れていったタイミングで、まっつとかが書くようになったんだよね。それがだいたい2016年かそれくらいだったはずで、ぼくがindiegrabに参加したのもほぼほぼ同じころだったかな。最初に話した、4人での00年代特集も2015年だしね。

草野 僕はノイ村くんに関してだと、読者として何度かリアクションをくれている方っていうのを認識していて、「海外のものにむっちゃ詳しいし、声かけて会ってみたいなぁ」と思って声をかけたら、その直後にnoteであがったサマソニの記事がむっちゃバズったんだよね(笑)

ゴリ そうそう、あったね(笑)

ノイ村 忘れもしない、サマソニ2017ですね。カルヴィン・ハリスの記事を投稿したら、宇野維正さんと田中宗一郎さんにピックアップされて、めちゃくちゃ盛り上がったんですよね。草野さんはそれまでにもいくつかリアクションしてくれていて、サマソニで実際会ったんですよ。

草野 それこそ忘れもしないんだけどもさ、初めて会ったときにチャンス・ザ・ラッパーの「3」キャップを被ってたんだよ。チャンスの『Coloring Book』が発売した直後で、チャンスがまだ少し知名度がなかったころ、そもそもグッズが日本でも出てなかった頃じゃないかな?通販で買ったんだっけ?

ノイ村 そうそう。チャンスが来るんじゃないか?っていう噂が流れていて、結局2017年には来なくなってて、ちょっとした恨みも込めて被っていったんですよ(笑)

ゴリ 翌年来たから!

ノイ村 もちろん翌年にも被って行きましたからね!(笑)

ゴリ 僕はそこよりももう少し前ですね。音楽文サイトでZeddのライブレポを書いたのって2016年だっけ?。

ノイ村 そうですね!ロッキンオンが主催している音楽文大賞の初年度に僕がZeddのライブレポで応募して、それが優秀賞になったんです。

まっつ それ知ってます。面白かったです。

ノイ村 先に言っていた、「音楽大好きクラブ」とは別の所で書き始めた、まさに最初のころのやつです。

草野 ありがとうです、まっつはね、一緒に話したこともあるし、直接会ったこともあったわけでさ。ぼくよりも年下で、とても音楽を好きな人、でも書いてる記事を読んでると「ん・・・?」みたいな変な部分もちょっとあるというか・・・

まっつ 何なんですかそれ!

草野 ははは(笑)でも、『MUSICA』や『VIVA LA ROCK』で有名な鹿野さんのライター講座で作った本に参加しているっていうのを知ってさ、「この人はガチなんだな」ってのはよく分かったんだよね。パッションある人なんだわってさ。

まっつ 小野島さん、柴さん、鹿野さんの講座とそれぞれにあって、最初は小野島さんの講座に入っていて、途中から鹿野さんのほうに移ったんです。そこで「本を作りましょう!」となって、1年半ちかくかけて作ったんですよね。

草野 なるほどです。僕自身はnoteの自己紹介文に書いてるけども、岡村詩乃さんのライター講座に1年ほど通わせて頂いてて、メソッドみたいなのを掴んだし、音楽って広いなぁと感じたりしてた、その気持ちはよく分かるよ。ゴリさんについても、岡村さんの講座を受けていたっていうことを知っていたし。

ゴリ 岡村詩野さんのライター講座が京都校が開かれたときに受講していた、そのときの受講メンバー数人が中心になって『ki-ft』を作って、いま僕が参加している『アンテナ』を作ることになったんだよね。

草野 ぼくは遠目からその流れをみながら、「へぇ・・・同世代で・・・こういう方々が同じ門下生・・・ふぅーーーん????」みたいに思っていたと(笑)

ゴリ なんだそのバカにしてる感じは!(笑)

草野 はは(笑)だからもうバラしてしまうけども、音楽大好きクラブにいる人と話して何かしらの記事を作ってみようと思ったとき、「この人しかいないだろう』という勘で声をかけさせてもらったんですよ。

ゴリ 今でも同じ印象だね、「ようしゃべる人やな」って思ってたよ(笑)

全員 ははは(笑)

草野 次回では、海外の音楽をメインに、2010年代の5枚を4人それぞれに話していきます。よろしくですー!



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