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美術館便り-郷さくら美術館編-

こんにちは。グラニフのライセンスDiv.兼 YouTuberのはないです。

今日は郷さくら美術館のご紹介です。
スタイリッシュな外見の美術館は、よく見ると一面が桜のレリーフです。
春には桜が満開の目黒川近くにあるため、それもそのはず。
扉を抜けて館内に入ると、繊細かつ大迫力の日本画が堪能できます。

今回は、そんな 郷さくら美術館からのお便りをお届けします。

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はじめまして。郷さくら美術館です。
当館は現代日本画の専門美術館として、2012年3月に東京都中目黒に東京館、2017年9月に米国ニューヨーク市マンハッタン区チェルシー地区にSato Sakura Gallery New Yorkを開館いたしました。

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当館の設置目的は、現代日本画を収集・保管・展示し、多くの方々に日本画の美しさや魅力をお伝えすること。昭和以降にお生まれの日本画家の作品を収集対象とし、現代日本画に特化した美術館となっています。
年に4~5回、収蔵作品を一般公開するコレクション展・企画展・グループ展・コンペティション形式の展覧会「郷さくら美術館 桜花賞展」を開催(※今年は新型コロナウイルス感染症の影響で不開催)し、日本画家の支援および新たな才能の発掘・育成にも力を入れています。

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さて、今回Tシャツにしていただいた収蔵作品はこちら。

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タイトルの「さくら川」とは、中目黒付近を流れる「目黒川」のこと。目黒川はお花見スポットとして名高く、特に目黒区・池尻大橋付近から品川区・亀の甲橋までを流れる目黒川の両岸にはソメイヨシノを中心とする約800本の桜並木が約4km続き、毎年桜の季節には大勢の花見客で賑わいを見せています。

「さくら川」は中目黒に所在する橋の中央から目黒川を描いた作品で、川へ覆い被さるように両岸から枝垂れた桜と川面、青空が描かれています。太陽の光を浴びて輝く川面や穏やかな風を受けてそよぐ満開の桜、澄み切った青空からは、暖かくて心地よい麗らかな春の陽気が感じられます。一方、川面へと落ち緩やかに流れる花びらの姿からは移ろいゆく時の流れが感じられ、やがて訪れる春の終わりを予感させています。

作者である伊達良は、1962(昭和37)年香川県生まれ。1981(昭和56)年に東京藝術大学日本画科に入学し、1987(昭和62)年に東京藝術大学大学院を卒業。「第42回 春の院展」「第72回 院展」で初入選を果たし、1989(平成元)年には奈良県薬師寺の仁王像の彩色を担当。その後、「東京セントラル日本画大賞展」で佳作賞・「有芽の会」で全国更生保護婦人連盟会長賞を受賞するなど、幅広くご活躍されています。

ここで作者が「さくら川」をお描きになった時の想いをご紹介いたします。

「さくら川」
自然が織りなす千変万化の四季の中でも
ひときわ桜の花には、(つかの間の)移ろいゆく美へのあこがれがある。

花吹雪となってたちまち散り果てるはかなさの美、
あるいは夜桜の闇を背景とした艶やかな美…。
つかの間の花であるからこそ、愛おしく美しい。

目黒川の光る川面に
春を惜しむかのように
花びらが まっていた。

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今回ご紹介した作品は、「Sato Sakura 桜百景展」[3.9(火)-5.16(日)]に出品いたします。
当展覧会は当館の桜コレクションの中より全国各地の名所や名木を中心に当館のためだけに描き下ろされた大作や当館主催の「郷さくら美術館 桜花賞展」で大賞を受賞された作品などを地域ごとに展示。北から南までの桜巡りをお楽しみいただけます。

感染症のため、昨年に引き続き今春も気軽には遠方の桜を見に行くことができない日々となりそうですが、桜の名所・目黒川のほとりに位置する当館で美しく咲き誇る現代日本画の桜をどうぞお楽しみください。

Sato Sakura 桜百景展 [2021年3月9日(火)〜5月16日(日)]
開館時間 10:30〜17:00(最終入館は16:30まで)※時短営業中
休館日  月曜日[但し5/3は開館、5/6は振替休館]
WEB   https://satosakura.jp

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どうもありがとうございました。いよいよ桜のシーズンが待ち遠しいですね。

郷さくら美術館では、大きな日本画を間近で見ることができるので、近づいてみたり、遠くから見てみたり、と、ひとつの作品の違う表情を見てみるのも良いかと思います。
また、同じ「桜」をテーマに描いても、こんなに多様で自由な表現ができるんだなあ、と、のびのびした気分にもなれます。

もちろん郷さくら美術館も、グラニフのパスポートTシャツ企画に参加しております!
パスポートTシャツを着て美術館に行くと、入館料が50円割引になるので、目黒川沿いをぶらりとお散歩しながら、郷さくら美術館で桜を鑑賞してみるのはいかがでしょうか。

パスポートTシャツについて詳しくはこちらのウェブサイトをご覧ください。
▷グラニフ特設サイト「Art×Media」パスポートTシャツ

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伊達良《さくら川》2013年

いつもだったら写真を撮る人で大にぎわいの目黒川の桜も、こうして作品になると、誰にも邪魔されることなくゆっくり見ることができるのですね。春の香りが漂ってきそうな、はたまた喧騒が聞こえてきそうな、そんな思い思いの感情とともに、新しい季節の訪れを感じられる作品です。(はない)

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