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ホリスティック、全体性、多角的


治療過程で分かったことは、答えは一つではない。という事。

"これさえすれば◯◯!"みたいな簡単な事は起きない。複雑に絡み合った結果の発症。紐解いていく時間や、自分が自分の身体を知るプロセスが生き直すためにも良かったように思う。とてつもなく長かったけれど。

身体の奥深さに出会えたこと、気づけた事は病気のおかげ

身体を作る栄養が入るには、受け入れるカラダとココロが必要。身体を良い状態に保つホメオスタシスは様々なバランスと繋がりの結果。

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一冊の本との出会いで全てが繋がった。

病気を中心に考えて血液検査のデータと睨めっこするよりも、本当の意味での健康とは?を考えたカラダやココロや魂までも喜ぶ生活を考えるようになる。

"芸術も立派な治療"、その本にはこんな言葉があるけれど、感性や感覚でその人のカラダが喜び、癒され、活性化され、本来持っている自然治療力が高まることだって珍しくないはず。

西洋医学と東洋医学の融合であり、ホリスティックや統合医療。

何度も読み返して涙腺は崩壊した。感動と反省と色々な感情が溢れ出して、浄化された感覚だった。そんな医療が存在すれば良いなぁと漠然と考えるようになる。

忘れない出来事があった。療養初期、会計待ちに並ぶ長蛇の列にいた私に、担当医師の秘書みたいな女性に声をかけられた事があった。

『栄養で良くなる可能性があるから、一度お茶しませんか?』『双子ですよね?もうお一人の方も罹患する確率も高いですしね…』

よく聞くとマルチ商法のような勧誘だった(分からないけれど)。医師の処方ではない。助けたいからなのか?いや違う。こっそり彼女の電話番号が記載されたメモを渡された。

当時の私には薬とヨガと食事が頼り。この時は自力心より依存心が強かったので、"良くなる"という魔法みたいな言葉があれば騙されてでも試したい気持ちになった。家族に話して、それおかしくない?って言葉で現実に引き戻された。個人情報を乱用された気分で後から怒りが湧いたけど、医師の後ろで聞き耳を立てる彼女の事を病院に話せず終わったのです…。

部分を見るのが得意な西洋医学と、全体性を捉える東洋医学。木を見て森を見ず、森を見て木を見ず。両方大事。その人にとって今最適な方法は何なのか?その多角的視点を養うことが、これからのヘルスケアには必要なのでは?

こんな事を考えながら、運動、栄養、ハーブ、アロマ、マッサージ、様々な分野を学び、専門の先生方に出会う旅を続けて今に至るのです。

つづく


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