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16personalitiesは、MBTIじゃないんです

私の悩みを聞いてください。

昨今、大流行中のMBTIですが、
それなりに深く学んでいる立場として、
悲しいかな、エンタメ化していると感じております。

みなさまは、どう思われますでしょうか。

多くの人に周知されるのっていいことだよね!
という方もいれば、
いやぁ、あれは信ぴょう性ないし、なんだかなぁ…
と思う方もいると思います。

私は、とにかく悲しい派でして、
何故こんなことに…と感じています。

何故も何も、原因は明白なんですけどね。
K-POPアイドルが診断をしたことを発端に、爆発的に流行ったからです。
占いとして。

広めてくれて、ありがとう。
でもね、ごめん。だいたい間違ってるの。

何が間違っているかと言いますと…
ここから真面目な話をしますね。

ネットで「MBTI」と検索すると一番最初に出てくるのが
16personalities ですよね。
あれ、実は「MBTIじゃない」ってご存じでしたか?

16personalities は、BIG5-BASIC という
心理学研究の中で最も支持されている「ビッグファイブ理論」に基づく性格診断なんです。

一方、MBTI は、
ユングぱいせんの生み出した「タイプ論」が元の理屈となって作られたメソッドです。

確かに、MBTI と16personalities には一部被っている部分があります。
ENFPとかISTPとか、タイプを識別する4文字がそうです。
でもそれ以外は、BIG5のオリジナル理論でできています。

つまり、MBTI と16personalities は全くの別物なのです。

例えば、
ISTP-A型・T型などは、BIG5が作ったオリジナルの型です。
本来のMBTI・ユングのタイプ論には、存在しない概念です。

この16personalities 診断をK‐POPアイドルグループが
企画か何かで実施したことがきっかけで、
韓国で16personalities が爆発的に流行り始めたようです。
それが日本に流れてきて、そして、若者の間で大流行。
そして、MBTI と間違われる…。

広まることは良いことですよね。
アニメ化したり、擬人化したり、みんなすごく楽しそうです。
16personalities はいいと思います。

でもね…MBTI は、ユングぱいせんが作った”心理学”なんだ。
だから、本当は、正しい理論があって理屈がある。
それが何一つ反映されないまま、
間違った情報や知識だけが独り歩きしている…

そんなまじめな話は求めてませんw
16personalities でいいじゃん!
という人も多いと思います。

でもね、私はどうしても割り切れないんです。
ユングぱいせんを敬愛して研究してきた立場として。
すごく悔しいです。
だから、私は、そんな世の中に、「MBTI」の正しい知識や情報を発信していきたいのです。
尊敬するユングぱいせんの名にかけて…

ちなみに、この間違った知識が広まってしまっている現状については、
日本MBTI 協会も激おこぷんぷん丸です。
(激おこぷんぷん丸って、もう死語ですか?)


では、本来のMBTI とは、いったいなんなのか。

それは、
現代心理学の祖とも言われる「カール・グスタフ・ユング」が作り出した心理学理論を元に、
キャサリン・ブリックスとイザベラ・マイヤーズ親子が開発した”自己理解メソッド”です。

自己理解メソッドとは、
自分を知って、受け入れ、愛する、
つまり、「自己理解・自己受容」をすることを目的として作られたツールということです。

大元の理屈はユングぱいせんが作っていますので、
れっきとした”心理学”です。
占いや心理テストじゃないんですよ。
とても奥深い理論です。

そして、このメソッドは、他者理解へと応用することもできます。

他者理解ってなんやねん、と思った方。

例えば、自分とは全く違う考え方や価値観を持った誰かと接して、
何でこんなことをするの?
何でこんなこと言うの?
意味が分からない…理解できないよ…
と思い悩んだことはないですか?

それが、MBTI を勉強すると、
この人は△△タイプだから、~~と考えて○○な行動をしたんだな。
と、冷静に理解できて、色々腑に落ちるようになります。
そして、自分とは違う感覚をもって生きているのだとわかるので、
相手や自分を責める必要がなくなります。

これが他者を理解するということです。
他者を理解できれば、人間関係の悩みはだいたい解決します。


では、どうすれば、自己理解・他者理解ができるようになるのか。
それは、「8機能」という概念を学習をすることで会得できます。

ユングぱいせんが生み出した「8機能」
MBTI を深めたいのであれば、この「8機能」の学習は避けて通れません。
それほどに、この「8機能」という概念は、MBTI の中核を担う
大切で重要な概念です。

私は、この「8機能」という概念を通して、
学問としてのMBTI を広めていけたらいいなと思っています。
ユングぱいせんの名にかけて…

興味のある方は、ぜひこの先の記事も読んでみてください。

「わかりずらいことをわかりやすく。」
👆これが私のモットーで、使命なので、
頑張ってわかりやすく解説していきたいと思っています。


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