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【MBTI解説シリーズ】EとIのエネルギーって何が違うの?

Eのエネルギー、外向きの力…
Iのエネルギー、内向きの力…

と言われても、
いったい何のことやら、意味がわからないですよね。

巷に広がっている認識では、
Eタイプは、社交的、友達が多い人
Iタイプは、内省的、人見知りさん
みたいになっているようですが、この認識はだいぶ表面的です。


◼︎Eタイプ、Eのエネルギーとは

赤い部分がEのエネルギーです。

Eエネルギー(extroverted)とは、外の世界へ流れる力です。
感覚でいうと、とても軽いです。

境目(基準)を自分と考えてください。
自分から外側の世界へエネルギーが出ていきます。

つまり、常にエネルギーが外に向かって発散させている
状態ということです。

そして、外に爆散しているエネルギーは、
自分の外側の世界に影響を及ぼしていきます。

影響力を及ぼしたい先=興味の矛先
というふうに捉えてください。

外側の世界とは、「目に見える世界」「五感で捉えられる世界」
のことです。

その世界に影響を及ぼしたい。
つまり、目に見える世界に強い興味関心があるということです。

目に見える世界というのは、
誰が見てもすぐに捉えられるものです。

たとえば、ガラスのコップを見たら、
100人中100人が、これはガラスのコップです
と答えると思います。

ガラスのコップが、
マグカップに見えるとか、タンブラーに見えるなんてことは
ありえませんよね。

なので、一瞬ですぐにわかります。
なぜなら、誰がどう見てもそうとしか言いようのないことだからです。
これを客観性と言います。

自分を境目にして、
外側の世界に興味があるということは、
自分以外の何か(もの・人・事象)に興味を持っていると言い換えることもできます。

だから、Eタイプの人は、
人と関わるのが好きだし得意で、
頻繁に出かけたり、旅行に行ったりするのです。

この部分だけを切り取られた結果、
Eタイプは、社交的でアクティブ
と言われるようになりました。

まとめます。
Eのエネルギーとは、
・常にエネルギーが外側に向けて発散されている(影響力が強い)
・パッと見てすぐわかることを好む(即効性)
・誰がどう見てもそう(客観的)
・自分以外の外側の世界に強い興味関心を持っている(社交性)

◼︎Iタイプ、Iのエネルギーとは

青い部分がI のエネルギーです。

Iエネルギー(introverted)とは、内側の世界へ流れる力です。
感覚でいうと、とても重いです。

境目(基準)を自分と考えてください。
自分より内側の世界へエネルギーが流れていきます。

つまり、常にエネルギーを内側を深く掘り下げることに使っている
状態ということです。

そして、内側を掘り下げるエネルギーは、
自分の内側の世界へと影響を及ぼします。

影響力を及ぼしたい先=興味の矛先
というふうに捉えますので、

内側の世界とは、「目に見えない世界」「自分がそうだと感じている世界」
のことです。

その世界に影響を及ぼしたい。
つまり、目に見えない自分だけの世界に強い興味関心がある
ということです。

目に見えない世界というのは、
その人本人にしか、捉えられず、わかりません。

たとえば、体の中の感覚って、人と共有できませんよね。
私が「胃が痛い…これはストレスの胃痛だね」
と思っても、
Aさんは「胃が痛い…お腹を冷やした痛みだわ」と捉えるかもしれません。

同じ「胃が痛い」でも、人によって感覚が違うので、
それを100人中100人と全く同じように共有するのは
さすがに無理がありますよね。

なので、すごく複雑で独特です。
本人にしかわからないので、他者へ説明してもよくわからん…と言われてしまうことが多いです。
これを主観性と言います。

自分を境目にして、
内側の世界に興味があるということは、
自分だけの感覚(世界観・価値観・個性・考え方)に興味を持っている
と言い換えることもできます。

だから、Iタイプの人は、
人とたくさん関わって話を聞いたりするよりも、
自分について一人で考えることが好きなのです。
自己完結型と言いますか。
自分の人生ってなんだろう? とか、
私は何をしたいと思っているのだろう? とか。
自分で考えて自分なりの答えを出します。

この部分だけを切り取られた結果、
Iタイプは、内向的で人見知り
と言われるようになりました。

まとめます。
Iのエネルギーとは、
・常にエネルギーが内側を掘り下げることに使われている(深める力)
・複雑で独特なので、人と共有しずらい(個性的)
・本人にしかわからない感覚(主観的)
・自分の内側の世界に強い興味関心を持っている(内向性)


これがEとIの違いです。
真逆のエネルギーですね。

皆さんはどちらの傾向が強いですか?
どちらも大切な力ですので、どちらもよいバランスで使えるようになりたいですね。

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