graf lantz製品の取り扱いについて

2020年4月1日 08:36

みなさん、こんにちは。
いつもグラフランツの製品を使ってくださいましてありがとうございます。
あなたをサポートする大切な道具も、適切に取り扱ってくだされば、長くご愛用いただけます。
こちらの記事ではグラフランツの製品の取り扱い方法についてご紹介致します。
フェルトのお手入れはこの下の項目から、それぞれの製品のお手入れ方法は目次からご参照ください。

一般的なフェルトのお手入れ

ウールフェルトを汚してしまったときのお手入れ方法をご紹介します。
（洗濯機での丸洗いはおやめください。）

①水をこぼしたとき

水に濡れてしまっても、ある程度の撥水効果はあります。
すぐに対処すれば表面が濡れるくらいなので、ペーパータオルやティッシュで優しく拭き取ってください。染み込んだものは、平らなところで自然乾燥させると元に戻ります。

②お醤油や油をこぼしたとき

次のステップをお試し下さい。

Step1: ぬるま湯か、薄めた中性洗剤で、汚れたところをよく濡らします。

Step2: 布やペーパータオル等で濡らした部分を軽くたたいて汚れを取り除きます。

Step3: 汚れが取れるまで1~2を繰り返します。

Step4. 平らなところで自然乾燥させてください。

お醤油の汚れ

お醤油の汚れは水と同様、ある程度は撥水するので、汚れが付着してすぐであれば浸透することはありません。

STEP１～4を参考にお醤油を洗浄中。奥まで浸透していなかったためSTEP1~3は1回だけで済みました。
奥まで浸透した場合は数回繰り返してください。

油の染み込み

油はこぼした瞬間から浸透していきます。
こちらもSTEP1~5を参考に洗浄しました。油は浸透していたこともあり、STEP1~3を2回繰り返しました。

上の写真は洗浄後に2日間平らなところで干した後の写真です。
汚れていたのか分からないくらいまで落とすことができました。

乾燥させるときの注意点
しっかりと乾くまで、重ねず平らなところで乾燥させます。湿度にもよりますが、2日間は乾燥させるようにしてください。（通常使用による結露程度であれば一晩で乾きます。）
濡れるとメリノウール特有の匂いがしますが、しっかりと乾かすことで元に戻ります。

Hana Tote Canvas

Hana Tote Canvasの特徴としてキャンバス生地の端を切りっぱなしにするカットオフデザインを採用しています。制作工程でステッチ処理をしていますが、使っているとまれに端から糸がほつれてくることがあります。このような場合は無理に引っ張って取ろうとしないで、ハサミなどで適当な位置で切り落としてください。

こちらもHana Tote Canvasの特徴なのですが、ハンドル部分はベジタブルタンニンレザーを切り出したものをそのまま使用しています。ぽてっとした適度に弾力のある風合いはこのために生まれているのですが、肩に掛けたりすると、服の素材によっては、ハンドルの裏地部分が擦れて、ほつれた繊維が服に付くことがあります。特にコットン系の服は注意が必要です。使っていくうちに付かなくなってきますが最初のうちは少し気になるかもしれません。