好きな漫画

   タイトル通り好きな漫画について。私は結構漫画を読む方だと思っている。それもジャンルをあまり問わなくて、グロいのもいけるしスポーツ漫画も恋愛漫画もギャグもSFも学習系もいける。お兄ちゃんがいることの影響は大きいと思う。小さい頃から王道のドラえもんとかドラゴンボールとかNARUTOとかこち亀とかスラムダンクとかは通ってきたし、図書館で借りて、あしたのジョーとかおれは鉄兵とか炎の転校生とかシニカルヒステリーアワー(上の画像はそのツネコちゃん)とか結構古いものも読んだ。こうして書いているともうどんどんでてきて収集つかなくなるのでそんな中でも特に好きな漫画をまとめてみる。原点ともいえる定番すぎる作品は省いて、どうしても入れたいものは作者として一括りにしよう。

SKET DANCE

   ジャンプで連載中の時知ってから、最終話まで毎週楽しみにしていたしコミックスも全巻揃えた。1~3巻辺り絵が古くて若干進みにくいけどどんどん面白くなっていくし学園コメディーといいつつ結構シリアスな展開もあって、私は総じて大好き。中学生の頃本気で声出して笑った記憶がある。作者篠原健太の新作『彼方のアストラ』も読んだけどこれもめちゃくちゃ面白かった。絵が上手くて読みやすいしラストの展開も含め5巻であの完成度は凄い。

それでも町は廻っている

   傑作すぎる〜。これも全巻揃えた。というかこの漫画ほど全巻揃えなきゃいけないと感じるものはない。日常系の漫画なのに伏線張り巡らされてるわ、最終巻秀逸すぎるわで、作者の頭の中凄すぎんか？となる。個人的に後味悪いホラー回がたまにあるのがめちゃくちゃ好き。好きなキャラは断トツで静ねーちゃん。

BLUE GIANT

   あまり見ないジャズ漫画。作者はあの『岳』の石塚真一で、絵の質感が全く同じだけど私はこっちの方が好きかもしれない。その魅力は、なんといっても絵だけで「音」を表現しているところ。ロックバンド等を描いた漫画は他に色々読んだことがあるけど、この作品ほどリアルに生々しく音楽を表現しているものはない、と思う。サックスだけじゃなくドラム、ピアノも書き込みが半端じゃなくて爆音の空気感が伝わってくる。読んでいて何回も鳥肌が立ったし、図書館で立ち読みしたその数ページだけでもゾクッと震える事があった。これ読んだらジャズ喫茶に行きたくなる。

あだち充の作品

   スポーツ×恋愛のものが殆ど。でも熱血って感じでも甘々って感じでもなく、あの独特なゆるさとノスタルジックな雰囲気がとっても良い。読んだものは全部好き。特に好きなのは『H2』と『クロスゲーム』かなあ。『H2』は展開が読めなくて、ラストの解釈は人によって様々らしい。『ラフ』も終わり方がとても好みだった。あだち充の作品はキャラの顔が皆ほとんど同じってので有名だけど、それも含めてあの目に優しいあたたかい絵が良いし、セリフが少なめで行間を読ませるのも魅力だと思う。定期的にあの世界観を味わいたくなる。短編集なんかは分かりやすくそれが詰まっているなあと感じる。

藤子・F・不二雄のSF短編集

   あまり知られてないのかな？『ドラえもん』や『パーマン』とかとは全くテイストの異なる味わい深い作品。ものによってはかなりブラックユーモアの強い大人向けの内容だったりする。「コロリころげた木の根っ子」とか「間引き」とかがそれに当たるかな。「コロリころげた木の根っこ」は最後の一コマ本当に怖かった。中学生の頃図書館で借りてどハマりして、大体の作品は読んだと思う。後味の悪さがクセになるし、勿論それだけじゃなく現代風刺だったりユーモア溢れるものばかりで正直この「(S)すこし(F)ふしぎ」が真骨頂なのでは、と思ったりする。

   こんなところかな。『いちご100%』とか『プラネテス』とかも好きだったなあ。そしてジャンプ作品はリアルタイムで読んでいたので思い入れが強いのが多いな。漫画を読んでると結構感情移入してしまうタイプなので、今は『チェンソーマン』で推しのマキマさんが地獄の実体化みたいになってるのどうにかしてほしい。あとこの漫画ほかの好きなキャラ大体死ぬ。

   最後にひっそりとおすすめしたい漫画家は知る人ぞ知るpanpanyaですね。