スティーブ・ジョブズから学ぶミニマリズム
『シンプルであることは、複雑であることよりも難しいときがある。物事をシンプルにするためには、懸命に努力して思考を明瞭にしなければならないからだ。だが、それだけの価値はある。なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、山をも動かせるから。』
今回は、前回のただ物を減らすことは正義ではないの補足的なところで、スティーブ・ジョブズの上の言葉を取り上げたいと思いますます。
スティーブ・ジョブズがミニマリストであることは有名ですが、前回の記事の冒頭部分で彼をミニマリストとして分類すると、思考の結果としてミニマリストなのではないかなと思います。
そもそも、スティーブ・ジョブズは大学時代に哲学わカリグラフィーも学んでおり、無駄を徹底的に排除する姿勢はここに活きてきていると言われています。
彼なりの哲学やマインドなので、もははミニマリストとカテゴライズさせること自体がナンセンスかもしれませんがま...
スティーブ・ジョブズは、ISSEY MIYAKEの黒のタートルネックに、色落ちしたリーバイスの501デニムにニューバランスのスニーカーに、自宅も家具はほとんどなく、彼の寝室には小さなベッドとティファニーのランプに、ベッドの上にアインシュタインとガンジーの写真が飾られていただけだそうです。
以前書いた、生活導線のオートメーション化にもあるように、ウィルパワーのリソースを習慣や選択肢を限定することで担保しているわけですね。
物事をシンプルにするためには考えなければならなくて、考えないシンプルはシンプルではない。ただ物を減らすことはミニマリズムではなくただの片付けなんですね。
考えて考えて考えて考えて、シンプルという答えまでのプロセスをもっともっとソリッドにしていく。そこで辿りついたシンプルに価値があるという事。
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