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入社後のやりがいの変化に関するアンケート調査

こんにちは。ゼネラルパートナーズです。

今回は、2014年に実施した「入社後のやりがいの変化に関するアンケート調査」をお届けします。

2014年11月に厚生労働省から発表された「平成26年 障害者雇用状況の集計結果」によれば、民間企業に雇用される障がい者の数は11年連続で過去最高となり、実雇用率も過去最高の1.82%でした。(2014年11月時点)

このように障がい者の就労の機会が年々増えている中、障がい者がどのような意識で仕事に取り組んでいるかを知るため、意識調査を行ないました。

対象者:20~60代の就業経験者
実施方法:インターネット調査
アンケート期間:2014/9/19~2014/10/2(有効回答者数:103名)


【質問1】現職または前職へ入社して以降、やりがいはどのように変化しましたか?

入社後のやりがい1


<年代別>

入社後のやりがい2


<障がい別>


入社後のやりがい3


【質問2】やりがいが変化した理由は何でしょうか?


<全障がい(高まった方)>

入社後のやりがい4


<障がい別(高まった方)>

入社後のやりがい5

《その他回答》
・公共性があった(60代・男性)
・自営業ですべて責任がじぶんにあった(50代・男性/60代・男性)


<全障がい(下がった方)>

入社後のやりがい6


<障がい別(下がった方)>

入社後のやりがい7

《その他回答》
・業務内容が入社前とかなり違っていた(50代・男性)
・ブラック企業で人間不信になった(40代・女性)
・本来の生きる目的を知ったため(50代・女性)


【質問3】仕事でやりがいを感じるために、何か行動してきたことがあれば教えてください


・仕事を覚えて、着実に仕事をこなし、周りから認められる
・仕事に関連する勉強をする
・資格取得
・パソコンのスキルアップ
・判らないことを積極的に聞く
                        ※回答より一部を抜粋


まとめ


入社後のやりがいの変化に関する質問では、やりがいが「下がった」という回答が最も多くなりました。

年代別でみると、ほとんどの年代において「下がった」という回答が多くなっており、唯一30代において、やりがいが「高まった」という回答が「下がった」を上回りました。また、障がい別では精神保健福祉手帳所持者の半数がやりがいが「下がった」と回答しており、身体障がい者手帳所持者よりもやりがいを感じられていない様子が伺えます。

やりがいが変化した理由では、「高まった」「下がった」方のいずれにおいても、「仕事内容が変わった」「給与・評価の仕組みが変わった」が上位を占めました。
このうち、「高まった」方の内訳を障がい別にみたところ、身体障がい者手帳所持者では「給与・評価の仕組みが変わった」という回答が最も多くなっており、一方で精神保健福祉手帳所持者では「仕事内容が変わった」というが回答が最も多くなっています。
また、「下がった」方の内訳を障がい別にみると、身体障がい者手帳所持者では「給与・評価の仕組みが変わった」という回答が最も多くなっており、精神保健福祉手帳所持者では「自身の障がいの状況に変化があった」という回答が最も多くなっています。

このことからも、身体障がい者では給与や評価が入社後のやりがいの変化に大きく影響する要因であること、精神障がい者では障がいの状況に合わせた配慮や仕事の任せ方がやりがいの変化に大きく影響することが推測されます。

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