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僕が鍛え続ける理由



「筋トレは己を高めてくれる最高の手段」


いつからか自分はそう思っていた。

「なんでそんなに鍛えてるの?」「そんなに鍛えてどうすんの?」って周りから
よく言われて、「大切な人を守る為」、「いい身体で居続ける為」、色んな理由があるけど、自分の中での本当の1番の理由はそこじゃなかった。

筋トレをガチでやってる人なら「何を目指してるの?」って聞かれる人も多いだろうし、逆に筋トレをガチでやってる人に対して「何を目指してるの?」って聞いたことがある人もいると思います。
でも自分は何かを目指してるんじゃない、常に追い求めているって思っていました。

もちろん、ベンチプレス120kg挙げる!とか腕周り40センチ以上とかそういう目標はあるけど、それはあくまで学校でいうテストの点数みたいなもので勉強をサボったら点数が落ちるのと同じようにトレーニングをサボったら扱える重量も落ちる。だから、その重量やサイズっていう部分に関しては目指すというより、必然的に越えていかなければならない過程でもあり、1つの得られる目に見える結果だと考えている。落ちてしまったらそれまでで、前の自分に負けてしまう。その事実が自分はなによりも悔しかった。

だから、

「常に目標を立ててそれを達成するために何をするのか」

「それを実行する」

「うまくいかなかったとき、なにがダメだったのか、何が足りなかったのか、どうすればうまい結果を出せたのかを分析する」

「その分析した結果、もう一度実践し成功できるのか試す。ダメだったらさらに分析」

この4つの手順を繰り返していくことでどんどん“自己分析する能力”だったり結果を追い求める“習慣”がつくようになりました。

この時点で「自己分析能力」「習慣化」という2つのメリットがあった。

これは、どんなことにも共通して間違いなく使える能力で、
世間では『PDCA』と言い、仕事をする上でもとても貴重な考え方でもあります。

【P】Plan(計画):現状の能力や数字を把握し、理想の数値になるための計画を練る

【D】Do(実行):計画に基づいて実行

【C】Check(評価):実行したものが計画通り進んでいるかを確認

【A】 Act(対策):計画通り進んでいない部分を見直して、次の目標を定める


実はこのPDCAという1つの考え方が存在することを知ったのは最近でした。
僕の場合は筋トレをしていて自己分析を続けた結果、自然に身についていたものだったのです。

つまり、ちゃんと本気で考えて筋トレをしていくことで、自己分析能力、継続(習慣化)する能力が自然と身につくんですよね。

僕は筋トレを始める前まで、いままでなにをやっても続きませんでした。
なにかちょっと興味をもったらやり始めるという行動力はありましたが
長続きすることはほとんどありませんでした。

「歌がうまくなりたいからカラオケに通う!ボイトレする!」だったり

「英語を話せるようになりたいから英会話の本を買ってCDで聞く」だったり

そのどれもが続かないことだらけでした。

そこで初めて継続できて結果も出せたのが筋トレでした。
もともと体を動かすのは好きだったのもあり、筋肉質な人ってかっこいいなって思っていたのもあるかもしれませんが、もうかれこれ週5〜7ペースでジムに通う習慣を4年ほど続けています。もちろん、週5で働いていて仕事で残業なんていう日もたくさんありました。
それでもそこに打ち込んできた理由としては筋トレを継続し、追い求めている結果に対し分析する能力がついたことで仕事においても同じ考え方が通用する場面が多々あったからです。

仕事でも、先月の業績と比較して今月の業績はこうだった、その結果が良い結果にしろ悪い結果にしろなぜそうなったのかを必ず考えるようになりました。
なぜ悪い結果になったのか、要因を徹底的に洗い出し、次の対策を打つことだったり、良い結果だったのであればなにが良い影響をもたらしたのか分析し、もう一度同じ方法を試すのかさらになにかを上乗せするのか。

良い結果だった時に、よかったよかった、この調子でがんばろうで終わらせてしまう人だったり、悪い結果のときそのまま放置する人をたくさん見てきました。

そして、周りからどれだけ頑張ってもダメな結果しか生まれなかったっていう話をよく聞きます。
それは、「ただがむしゃらに頑張る」んじゃなくて「どう工夫して頑張る」のか
、結果が出た時も出なかった時も、「なにが要因なのかを把握することが大切」だということを筋トレを通じて自分は実感しました。
頑張るのは当たり前のことに過ぎない。
筋トレするときは常に自分の身体とのコミュニケーションになっていて
ただなにも考えずに分析もせずやってるのは自己満足で身体のことを本当に考えてないなって周りでトレーニングしてる人を見て思うことが多々ありました。

だから、トレーニングしてるにもかかわらずなかなか思うようにパワーが伸びなかったり、身体に変化がなかったりする人はたくさんいる。
そんな人達からたくさん相談を受けたことがありますが、じゃぁそもそもどんな身体になりたいのか?最初の目標はなにか?
そしてそれに近づくためになにか工夫していることはあるのか?って質問するとほとんどまともな解答が返ってこないんですよね。

「あれとこれを何セットやってそれを繰り返してる」

だいたいがこんな回答です。

それで結果が出なかった時にそこで自分で何かトライした改善策はないのかどうか。そのトライした回数はどれくらいなのかと。
トレーニングをしながら身体からなにかを得ようとすることが大切で、
「この前はこういうフォームでやったけどあまり効果が感じられなかったから今日はちょっとフォームを変えてみよう」 だったり
「昨日はあまり食べてなかったから今日はしっかり食べてからトレーニングをする。」だったり
「この重量だとこれくらいしか上がらなくてしっかり効かせたい部分にあまり筋肉を効かせきれてないからこの重量に変えてみよう。」などなど
できることはたくさんあります。それらをまとめると自己管理がどれだけできているか、に繋がってくるんですよね。

もっと筋肉を大きく、且つ体脂肪を減らしたいのであれば食事の管理も重要になってきます。
週5勤務の正社員で仕事をしている人であれば仕事とのバランス、いわば時間の管理も非常に大きく関わってきます。

そう、筋トレを本当に考えて継続することは、分析する能力だけではなく、時間の管理、食事の管理、睡眠の管理など、生きていく上での様々な場面で必要不可欠な自己管理能力に対してのメリットが溢れているんです。

「この1ヶ月、真剣に続けて見たけどサイズもパワーも変わらなかった。」
上にも書きましたがただ真剣でもなにも意味はありません。
じゃぁその間はどんなトレーニングを続けたのか、どんな食事をどのタイミングで摂っていたのか

そんな風に自己分析(アナライズ)することで新しい結果を生み出すヒントにもなるし、もっとやるべきことがわかっていく。

様々な自己管理能力が向上し、自己を高めることができる。こんな最高の手段は他にない。だから自分は筋トレを続けているんだと思います。
もし、筋トレをしていなかったらいまほど食事管理もしていなかっただろうし、その食事管理をする上で、どの食材にはどんな栄養がどれくらい含まれていてどんな効果が得られるのか そんなことまで考えていなかったかもしれません。

今日は朝から仕事で仕事終わりに予定があるからいつもより1時間半早く起きて仕事前にトレーニングに行こう。だったり、
今日は遅番だからいつもより少し長めに睡眠をとってジムに行ってから出勤しよう。などなど、スケジュール管理を明確に行うようになったこと

何よりも体が変化したことで初対面の人からは必ずと言っていいほど「胸板すごいですね!」とか「腕太いですね!」とか「どんなトレーニングしてるんですか」などなど相手から質問をしたくなるキャラにもなれます笑

良い意味でコミュニケーションのきっかけ作りにもなりますよね。
会社などでも筋肉キャラとしての位置付けも手に入ります。
それだけで1つのキャラクターになれるため、自分のキャラを確実に確保できます。

そこでなにもできなかったらただの筋肉バカになってしまうので注意ですが、上に書いたことをできる頃には周りから尊敬される筋肉キャラになっているはずです。

冒頭に「筋トレは己を高めてくれる最高の手段」と書きましたが、これが自分の鍛え続ける理由でした。

この気持ちは常に忘れずにいたいところですね。

この記事が皆さんのこれからのダイエットや筋トレのモチベーションになれたらと思います。
なにかダイエットや筋トレ、食事にてお困りのことがあればいつでもTwitterからDMお待ちしております。

Yuu


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