失敗しない部屋探し 基本編2(初期費用)

「良い部屋を・いかにお得に・いかに効率よく見つけるか」のノウハウをご紹介!業界裏話もあります!


『契約時にかかる費用』

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お部屋の契約にはどれくらいの費用がかかるのか?やっぱり気になりますよね。


最初にざっくりした金額を書いてしまうと、「敷金1か月・礼金1か月」の物件の場合で、だいたい家賃の5か月分くらいが契約金としてかかります。

どんな費用がかかるのか?主なものを以下に書きますので参考にしてみてくださいね。


敷金

預け金です。一般的には退去時の清掃費に使われて、残額が戻ります。家賃滞納した場合に敷金から充てられることもあります。

基本的には退去後に戻るお金なので、無駄な出費ではありません。

「賃料●か月分」のように設定されることが多く、最近は1か月分が標準です。

また、ペットを飼う場合や、自宅兼事務所(SOHO)として使う場合は、1~2か月分くらい増額になったりします。


礼金

オーナーへのお礼金です。こちらも「賃料●か月分」のようなかたちで、最近は1か月分が標準です。  

敷金と違って戻らないお金なので、できれば礼金がない物件がいいという方も多いですね。私もそうです(^^)


保証金

敷金のように退去時の清掃費にあてられるケースが多いですが、残額は償却されて戻らないケースが多いです。また保証金とは別に清掃費を取られるケースもあり、その場合は礼金と同じ意味合いになります。

敷金・礼金・保証金のすべてが必要となる物件はほとんどなく、大体が「敷金・礼金」のみ設定されています。あとは「保証金・礼金」の組み合わせの物件がたまにあるかなあくらいですね。


前家賃

家賃は前払い制なので、おおむね初回1か月分の家賃を契約時に支払うことになります。月途中の入居の場合は日割りになります。


仲介手数料

物件を仲介した不動産会社に支払う手数料です。最大で賃料1か月分(+消費税)です。


火災保険

火事を起こして家具や建物を損傷してしまった場合に備えてかける保険です。2年間で20,000円前後が相場です。


保証会社利用料(保証料)

保証金と名前が似ていますが内容はまったく異なります。こちらは連帯保証人の代わりに賃料保証をしてくれる保証会社の利用料です。相場は月額賃料総額の50%です(賃料8万円・管理費5千円の物件の場合、月額合計額8.5万円の50%なので、42,500円)。

最近では「保証会社利用必須」の物件が増えていて、連帯保証人をつけられる人でも保証会社利用を求められ、保証料が取られるケースが多いです。


鍵交換費

前入居者に鍵を無断で複製されていた場合に備え、鍵シリンダー交換を行う費用です。15,000円~25,000円が相場です。ディンプルキーなど防犯性が高い鍵ほど金額は高くなります。


24時間サポート料

夜間の設備故障や鍵紛失などに対応してもらえる24時間トラブル対応サービスの費用です。2年間で15,000円~20,000円が相場です。


室内除菌消臭代

通常クリーニングとは別途に行う、除菌消臭処理にかかる費用です。15,000円~20,000円が相場です。


事務手数料

契約に必要な書類作成などの事務手数料です。1万円程度が相場です。


クリーニング費

敷金がない物件などは、クリーニング費用が実費でかかるケースがあります。金額はお部屋の広さによりますが、1Kで3.5万円、1LDKで4万~5万円が相場です。


初期費用の項目として主なものはこんなところでしょうか。

すべての物件に上記の項目すべての費用がかかるわけではなく、基本的にかかるのは敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険・鍵交換費などで、あとは物件によりけりとなります。


初期費用を安く抑えたいときは「礼金なし物件」や「敷金礼金ゼロぜロ物件」などを探せば、家賃1~2か月分くらい安くなります。

また物件によっては仲介手数料を割引してもらえる場合もあります。

ただし「安かろう悪かろう」の物件も多いので、やたら初期費用が安い物件にとびつくと、入居してから痛い目に合うこともあるかも・・・

そのあたりの見極め方なども、また追って書いていければと思ってます

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