岩田さん

運命の本屋さん

 君には「運命の本屋さん」はあるか?僕にはある。


 どうも。スマです。やっと試験が終わったからまた少しずつ書いていこうと思います。

 さて、この記事には既に「運命の本屋さん」という言葉が2回登場した。「運命の本屋さん」とは、平たく言えば「自分が欲しい本に限って売っている本屋」のことである。これが個人経営の古本屋とかだったら心踊るストーリーが始まるのだろうが、僕の場合の「運命の本屋さん」とは、何を隠そう、ブックファーストである。

 ブックファーストというのは首都圏や大阪を中心に展開する書店チェーンであって、少なくとも書店ガチ勢ではない僕から見れば他のいわゆる「都会の本屋」と何も変わらない。ごく普通の本屋である。


 話は1年ちょっと前に遡る。センター試験を直前に控えた頃、僕は「SFマガジン」という本を探していた。当時、このSFマガジンが「百合特集」を組んだことで一部界隈で大きく話題となっていたのだ。僕は月刊誌やその類の本は基本的に買わないのだが、一応百合好きである僕はせっかく話題なので手に入れようとがんばってみたのである。それでなんやかんやあって数軒目(8軒くらいは行ったかな?)でSFマガジンを見つけたのが、このブックファーストだったというわけだ。

 他に何フロアも使った大きい本屋何軒も回って手に入らなかった本が、決して売り場が広いわけでもない、家からそう遠いわけでもない本屋で手に入ってしまったのだから驚きだ。灯台下暗しってこういうことを言うんだろうなという気持ちだった。最寄りの本屋ではないからギリギリ照らせるあたりだったかもしれないが。

 そんな訳で、僕は欲しい本が手に入らず困った時はブックファーストに向かうことに何となく決まっている。そもそも本を求め歩く機会が少ないから何とも言えないが、そこで手に入らなかった本はまちカドまぞくくらいのものである。


 そして、そもそも僕がどうしてこんな話をしているのかというと、そのブックファーストでまた欲しい本を見つけたからだ。

岩田さん

 「岩田さん」

 2015年に亡くなった任天堂の元社長、岩田聡さんの本である。Nintendo Directなどで自らプレゼンテーションをする姿が印象に残っている人は多いと思う。そんな岩田さんの言葉を集めて作ったのがこの本らしい。尊敬している、と僕が言っていいのかはわからないが、もっと知りたいと思っていた方なので、こういった形で読めるというのはとても嬉しい。まだ読んでいないので内容は全く知らない。本当に楽しみである。

 教科書とまちカドまぞくの間にしまっておこう。

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