永嶋 濠

1997年 東京都生まれ。自身が様々な場面において経験した出来事や感情を原体験として、…

永嶋 濠

1997年 東京都生まれ。自身が様々な場面において経験した出来事や感情を原体験として、社会を取り巻く様々な困難や課題に対する意識を根底に、テキストをメインとした、固定の表現手段を持たない自由な活動を行う。2024年には個展『Into the water』を開催。

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どうしてこんなに泣きたいんだろう

メイクを落とさないまま寝てしまっていたようだ。昨日、なぜか深夜の2時過ぎに起きてしまったまま、ぐるぐると色んなことが頭をよぎって、そのまま朝を迎え、1日中外で過ごした。 「…まあ、1日中動いていたから仕方ない」と、誰に責められているわけでもないのに、1人心の中で呟く。 勤めていた会社を辞めて、随分とゆっくり流れるようになった毎日にも慣れてきた。とは言いつつも、本来の意味で身体や心が休まった日は、1日、1時間、1分1秒としてなかった。 会社からやることを与えられることは、

    • やがて水に帰っていく — アイちゃんへ

      8/24(土)〜8/28(水)までsame galleryにて開催したExhibition "Into the water"にお越しくださった方、関心を寄せてくださった方々、本当にありがとうございました。 このエキシビションは私にとって初めて自分の名前を冠したイベントとなり、とても新たな試みではありましたが、もし今後何かを発信していく場合にも、実際に時間を使ってまで足を運んでくださる方に作品を見ていただき、対話できる空間を持ててようやく完成する展示というスタイルは、今の私に

      • 1年後の自分へ贈る言葉

        1年前の2023年5月18日、私は自分に宛てて手紙を書いた。 きっかけは、当時職場のお客様だった方が、少し関わっているからと誘ってくれた「ことばの日」というイベントだった。 正直なところ、わたしはワークショップという類のイベントが苦手な方で、大人数でひとつのことに取り組んで何かを発表したりするようなイベントは、参加するか否か問われる状況に直面することすら避けて通ってきた。 けれど「ゴーちゃん(他の人の呼ぶイントネーションと少し違う)は言葉を大切にしている感じだから、これ

        • 目に見えないものを信じる事

          ある日、カメラロールを眺めていた時にふと、友人たちの後ろ姿の写真をとても多く撮っていることに気がつきました。 最初は無意識状態で撮っていたと思うのだけど、それに気づいた瞬間から後ろ姿を束ねた作品として編集することを決め、今年の3月末に『between the blinks (まばたきの間)』というタイトルのリトルプレスとして初めての手製本で限定発行をしました。 発行したはいいものの、オンラインでの販売ページ開設やzineイベントに出店することなく、あえてあまり作った理由に

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          マクドナルドでしか補えなかった栄養の話

          マクドナルドに駆け込んでいた日々 わたしがフリーターだった時、強い疲労感に襲われるたび、マクドナルドに駆け込む癖があった。 疲れている時ってやっぱり忙しくしていて、しっかりと栄養バランスの取れた食事ができなくなりがち。だからこそ、できることなら少し時間を作ってでも、そういう食事を心がけるべきだということは、わたし自身が一番深く理解していたし、そうしたかった。 それでも「早く出てくる」だとか「安い」だとか、そういったことだけではない何かに惹きつけられるかのように、疲労を感

          マクドナルドでしか補えなかった栄養の話

          あらためまして、はじめまして。

          こんにちは。2022年の10月24日。わたしは25歳になりました。 誕生日を迎えるたび、周りの人にあらためて感謝の気持ちを伝えたくなるんですが、正直どう繋がっているかは関係なく、ただ周りにいて、わたしを認識してくれている、わたしをわたしたらしめてくれる、みんながいてこその今日だと毎度毎度、本当思っているんです。 「そんなに喋ったことない」とか「最近一切会ってない」とか、そんなことは関係なくて、本当に本当にみなさんに、ありがとうございます。そう伝えさせてください。本当にあり

          あらためまして、はじめまして。