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青春の1ページは見えない相手とともに【幻想編】

――想いは加速する。
でも僕らは、手の届かないところにいたんだ――

このお話は幻想編・試練編・懺悔編と3部構成になっています。
多少盛っていますが、ほぼ事実です。


01

それは、僕が高校2年にあがり、梅雨に入ろうとしているある日の放課後のことだった。

当時僕は、演劇部(と半離脱しかけた剣道部と文芸部とSFアニメ研究部)に所属しており、雨だというのもあって、演劇部の部室でくつろいでいた。

ちなみにうちの高校の演劇部の部室は、ちょっと大きめのプレハブ小屋を割り当てられていた。
それがとても隠れ家的な感じを醸し出していて、部員はみんな休み時間のたびに集まってはいろいろ遊びに興じていた。
県内有数の進学校だったにもかかわらずこういう環境にいれたことは、その後の人生に大きな影響を与えているのだが、それはまた別の話。

話を戻そう。
ソファーに寝転がっていたら、そばにあった携帯電話――当時携帯としては初のカラー液晶搭載だったJ-PHONEのSH-01――に一通のメール着信の通知があった。

「…?」

僕は携帯に手を伸ばしておもむろにメールの中身を確認する。

『突然すみません、掲示板のほうからメールしました。もしよければ話し相手になってください。』

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青春の1ページは見えない相手とともに【幻想編】

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青春の1ページは見えない相手とともに
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このノートたち非公開(下書き)にしたいよぅ。 恋話 AC2015|http://www.adventar.org/calendars/880

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