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囲碁サイトGo-Up! のサービスを終了し、最後に。

初心者向け囲碁対局サイトGo-Up!サービスが停止したことを確認しました。

https://go-up-online.com/

振り返ると、囲碁未経験者へ普及できるつもりが囲碁界にさえ認知されず、囲碁に固執ゲームとしての魅力を向上できず、囲碁界が振り向いてくれないことを恨む、恥ずかしい振舞と結果でした。


サイト閉鎖表明後は、

▶ 日本棋院へのサイト譲渡提案

▶ noteへの各種まとめ記事投稿

① サイトの特徴・機能・込めた思いのまとめ

② ゲーム開発・運営体験まとめ

③ 囲碁界への提言まとめ

▶ インフルエンサーへTwitterリプで接触
 棋士さん3人、元理事さん。
 (晒す感じになるので、引用しません)

などの活動で最後のワンチャンを狙いつつ、同時に、可能性が無いことを確認して回る期間でした。

そして可能性がないことを確認しました。


囲碁・囲碁界への問題提起のnoteは、なんとはてなブックマークでややバズり、多くの一般の方に見てもらえ、意見ももらえました。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/gouponline/n/nedbf64883c00

はてブのある時点でのスクショ
はてブをきっかけに、note記事が1万ビュー

こんなにたくさん見ていただけたのは初めての経験であり、奇跡でした。
また、これを元にどなたかによる匿名ダイアリーも発生し、こちらにも多くのコメントがついています。

記事は成功を収めましたが、それでもGo-Up!自体へのアクセスは増えず、こういうアプローチの集客は効果ないんだなと勉強になりました。

以下のようなコメントがありました。
▶ 「初心者向けブラウザアプリが見つからない」
▶ 「初心者向けアプリのおすすめは?」 → Go-Up!挙がらず
▶ 「COSUMI何度やっても勝てない」

世界を変えられなかった
結果を痛感しました。
(※ぷよ碁が挙がるようになったので、世界自体は変わっています)

また、Go-Up!に対するコメントと、分かったこと。
▶ 「全てのセンスが古い」
 →10年前のアイデアはもう鮮度切れかも。
  あと、私の美的感覚と表現技術が稚拙。
▶ 「囲碁と萌えが絶望的に相性が悪い」
 →そもそも成立しないものかも。
  萌えを分離すれば良かった??
  そんなつまらないもの作りたくない。



敗戦終局前の最後の打ち込みとして、囲碁界の人と接触してサイト閉鎖を伝えた時。

「はい、お疲れさましたー」

みたいな反応でした。

うざくて申し訳ないですが、
サイトの価値を評価され、継続をお願いされたり、一緒に考えてくれる姿勢を見せてくれたら、きっと継続していました

AIでさえ、大筋は断るにしても、他の可能性を検討するための相談・対話・支援・紹介を提案してくれ、囲碁の発展のために共に努力することを約束してくれます。

ヒンメルならそうする。
勇者じゃなくてもそうするっぽい。

便所の落書きと言われる2chの書き込みでさえそうする。


サイトが有用でない
か、
有用かも知れないものを活用する考えがないか、
どちらかなのだと思いますが、
どちらであっても、続ける意味は無いですよね。

元々、維持費が安いから3年分位一括払いして放置することも考えていましたが、やめました

続けても同じことが起こる。
一人死んだ方が切実に考えるかも知れない。

最後の期間で、楽しんでくれた人・もったいないと言ってくれる人がいることも感じられました。ありがとうございました

その方々には本当に申し訳ないのですが、このことで、命の重さも少し重くできました。


自分にとってのメリットが感じられなくなった。
時間やお金や労力を注いで活動しても、効果や反響が得られない。
実利はなくても、なにか手応えや勢いを感じたかった。活気のある業界に関わって活動したい。
スポンサーさんたちの気持ちが分かった気がします。

囲碁とは無関係かもですが…

もっと貢献しもっと影響力のある堀さんが辞めてしまっても、何も変わってないので、こんなサイトの閉鎖は無駄死にとなるでしょう。

変わりたいと思わない所を、変えようとしてもお互い不幸だったかも知れませんね。


精魂込めたものを幕引きするという貴重な経験を、長い活動の結果、私が得る唯一の報酬としたいと思います。

まとめ

■ 最後に分かった私の本心

囲碁囲碁界を切り離して考えられず、
私には理解不能な論理ばかりの囲碁界を好きになれず、古く地味でも面白さや可能性が残る囲碁と関わるのも嫌になってしまった

■ 今後の私の人生で大切にしたいこと

▶ 他者を貶めず、協調し、自分ができることを着実に遂行する、誠実さ。
▶ 目標に対し、現状との差を測り、差の原因を分析し、原因を細分化し、一つ一つに改善策を検討し、優先順を決め、順次実行していく、向上力。

これは、人が修得すべき、ただ2つの振る舞い方で、学歴や地位を凌駕する。

■ 本当に最後に

一般人となった私が、次に耳にする囲碁のニュースが、私が想像できなかったようなニュースであるとよいと思います。


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