【詩】通過点(100行の詩)
僕は僕だ
もう僕が誰なのか
なんて問わない
2022年のはじめに思ったこと
ついつい僕は流されて
何をやっているんだろうか
と
思ってしまうけれど
そんなことももう思いたくない
ただ心の中を歩き続ける
それでいいじゃないか
苦悩する必要はない
全てはお気楽で
何もできなくても
ここにいるだけでいい
キミもそう
そうじゃないか
食って寝る日々
最高に近いじゃないか
そうして心の中を散歩して
また何かを見つけよう
それが僕のできる唯一のこと
年越しも
ひとつの通過点だ
いつか来るその日までの
その日が来るまで
僕はキミへと旅しよう
ときどき昼寝しながら
一歩一歩は
ゆっくりで
遠い道のりかもしれない
しかし
それでもいい
歩みを止めなければ
いつか辿り着くだろう
その一歩は
今日から始める
登り坂も
下り坂も
あるだろう
自分のペースで
タバコ吸いながら
お茶飲みながら
答えが風邪の中になくても
流れ星が見えなくても
黒猫が現れなくても
ひっそりと
静まりかえった僕の部屋から
僕はボールを投げる
キミがボールを返してくれればうれしい
昔あった青春が今も続く
友は家族を築き
それでもジョークは続く
変わったのはお腹まわり
精神年齢はあの頃のまま
その日暮らしもいいだろう
そのときが来たら
そのときの直感で
そして空は晴れるだろう
ときに雨が降るだろう
ときに曇るだろう
でも太陽は昇ってくる
いつかは
いつかは
そして太陽は沈んでいく
来る日も
来る日も
繰り返す毎日
僕も繰り返そう
明るい未来
暗い未来
きっとどっちもあるんだろう
元日の今日誰かが生まれ
元日の今日誰かが死にゆく
当たり前が
当たり前じゃない
そんな日々を生きている
心細さを
ボールペンにのせて
原稿用紙の上を行く
支離滅裂は
僕だけかもしれないが
僕は今日も書く
誰に何を言いたい訳でもなく
誰かに何を望む訳でもなく
くだらないシミだと言われても
それはそれで仕方のないこと
いつかは骨になり
ネットの海をプカプカと浮かんでいる
そんな文章を書いていたい
タバコの煙は
僕から吐き出され
消えていく
日々無常
僕は僕の文章を
キミはキミの文章を
流れのままに書けばいい
結局は
そこに行きつく
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